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  下部温泉を堪能しました  

 お出掛け

木造3階建ての趣ある建物

 先だって、温泉に行きたいなぁなんて話をさせて頂きましたが、実は水面下で粛々(しゅくしゅく)と休暇の準備を進めていたのであります。まだまだ繁忙期中とは云え、上手く予定を調節しつつ雑多な仕事を一つ一つ片付け、1月25日(土)26日(日)に、かみさんと二人で山梨の下部(しもべ)温泉に出掛けて参りました。12月頭から、ず〜っとまとまった休みが取れませんでしたからねぇ。久々の骨休めってやつでありますよ。

 今回の旅のコンセプトは「何もしない休日」。ただ温泉に入って、美味しいご飯食べて、昼寝をするだけの休暇であります。忙しい現代において、逆にこういう休みの取り方の方が、余程贅沢であると申せましょう。

 我々の暮らす日野の程久保基地から山梨の下部温泉へ行くのに、今回は中央道ルートをチョイス。甲府南ICで降りて、市川大門経由でR52を富士川沿いに下って参ります。身延の手前でR300通称本栖道(もとすみち)に左折。数キロ走って県道415号に右折して小さい橋を渡ると、下部温泉はすぐであります。下部川に沿った温泉街の道を登っていきます。いやあ、(ひな)びた雰囲気が良いですなぁ。予約してあった裕貴屋はすぐに見つかりましたよ。昭和8年に建てられたという木造三階建ては、昭和の風情漂うホッとする(たたず)まいであります。午後2時過ぎに早々にチェックイン致しました。

 通された部屋は下部川を見下ろす3階の和洋室。20畳程の広いお部屋です。贅沢な造りですなぁ。一段高くなった畳エリアには炬燵(こたつ)が設置されていて、部屋の反対側にはキングサイズのベッドが2台置かれています。普通の和室だと、食事のあと炬燵が片付けられて布団を敷かれちゃいますけれども、こうした造りなら炬燵はそのままでOK。夜もマタ〜リ出来そうであります。

 浴衣に丹前を羽織ってウロウロ出来るのも、日本旅館の良いところ。ホテルじゃこうは行かないもんねぇ。チェックイン早々、風呂に行ってみます。石造りの露天風呂は、まだお湯を張ったばかりの様子で、湯船の床の石が冷たい状態です。ひゃあ、こりゃ寒いよ〜。しばらくかみさんと湯船の中で粘っていましたが、さすがに限界、寒過ぎ。まだ湯温が安定していないのです。熱いお湯が掛け流されているので、しばらくすれば暖まってくると思いますがね。内湯に移動する事にします。内湯は露天と違って貸し切り風呂ではありませんので、男湯と女湯に分かれて入ります。ここも割とぬるめの湯で、長く入る事が出来ます。私は普段は熱めの湯を好みます。しかし、ぬる湯も良いものですなぁ。温泉成分が効いているのでしょうか、湯から上がった後も、ず〜っと体がポカポカしています。

20畳の和洋室とは贅沢な造り

 湯から上がって一旦部屋に戻り、炬燵に入ってお菓子を食べながら、かみさんと話をしたりしてダラダラと過ごします。う〜ん、なんて贅沢な時間の使い方なのでしょう。ま、今回の旅のコンセプト自体が「何もしない休日」ですので、目的の通りなのでありますがね。

 ダラダラしておりましたら夕食の時間となりましたので、一階の食事処へ降りていきます。わぁ。いわゆる山海の珍味であります。ここ下部温泉は山の中ですから山の幸が豊富なのは当然としまして、国道52号を下ればすぐに駿河湾なんですな。かくして魚も美味しいのであります。しかもフルボトルのワインを2本もサービスで付けて貰っちゃいましたよ。良いの?こんなに無料で頂いちゃって!かみさんと白ワインを半分飲み、残りの一本半はお土産として持って帰る事にしました。食事の最後は釜飯でシメてお腹一杯、大満足であります。

 部屋に戻って、またダラダラ過ごします。多少腹もこなれたところで、再度お風呂に出掛けるとしますか。今度は(ひのき)の露天風呂。ランプの明かりの元、湯気が立ち上っています。風情があるねぇ。つるりとした感触のお湯は、割と熱めであります。夜になって気温が下がっていますから、熱めの湯の割には顔は涼しく、ずっと入っていられそう。かみさんとお喋りしながら、湯船の中でゆったりと体を伸ばします。極楽。やっぱり熱めの湯も良いねぇ。

 部屋に戻って、昼間買っておいたロールケーキとお煎餅を食べます。まさに食べまくり。ま、いいか。ダイエットは明日からネ。結局二人して、一日中食べ続けたのでありました〜。

 ところで旅館の朝ご飯って、何であんなに美味しいのでしょうかねぇ。単なる卵掛けご飯も、普段とはひと味もふた味も違う感じ。朝からモリモリ頂きます。さすが山梨ですね。朝から、ほうとうも出て、スゴいボリューム。勿論完食でありますよ。それにしても良く食う夫婦だねぇ。食事の後は、当然の如く、朝風呂へ。男湯女湯に分かれ、ぬる湯の内湯にゆったりと浸かります。この宿、チェックアウトは11時と遅めの設定で、朝も時間に余裕があって、嬉しい限りであります。

 一泊二日とは云え、結局フルに20時間以上を宿で過ごしました。いやあ、たまにはこういう、何もしないでダラダラ過ごす休日ってやつも良いもんですなぁ。最高のリフレッシュとなりました。下部温泉・裕貴屋は中々オススメですぞ。Kazちゃん、また行こうね。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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