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  イルミネーションは秋に限るぜ  

 お出掛け

アクア・ジュエリービーチ
三原色のLEDが混ざると白色に見えます

 三連休の初日11月2日(土)は、夕刻からかみさんと読売ランドへ出掛けて参りました。読売ランドは我が程久保基地からほど近い稲城市に位置しており、車で30分程。 しかし今日は敢えて電車で行く事にしましたよ。高幡不動から京王線で調布に出て、橋本行きに乗り換えます。実は、京王読売ランド駅から遊園地まではゴンドラで接続されていて、今回はこのちょっとした空中散歩を楽しむ為に、わざわざ電車を選んだのであります。

 ゴンドラはジャイアンツ2軍グランドを眼下に眺めながら、わずか数分で読売ランドに到着します。自転車で、通称「巨人ビクトリーロード」をトコトコと登るのとは大違い。ゴンドラって文明の利器でありますなぁ。楽ちんだし景色は楽しめるし、これで往復500円なら十分安いでしょう。

後ろに見える白い直方体が
ジャイアントスカイリバーの鉄塔です

 下には様々なアトラクションが見えます。遊園地は、まあまあの人手と云ったところでしょうか。先日出掛けたディズニー・シーに比べれば、()いていると呼んで差し支えない程。しかし敷地はそれなりに広く、かなりのモノでありますよ。エントランスで1200円の「ナイトパス」を購入します。入場は午後4時からに限定されるとは云え、入場料700円+アトラクション乗り放題は、極めてリーズナブルでありましょう。まずはアシカのショウを見に行きます。暗くなるのを待つ作戦でありますよ。アシカの曲芸は割と普通という感じで、特筆すべきモノではありませんけれども、それなりに楽しめます。それにしても、よくこれだけの芸を仕込むものですなぁ。うちのこむぎ(犬)も訓練すればここまで出来るようになるのかしらん。

流れるプールエリアはピンク一色
水面(みなも)に映った光が綺麗です

 アシカショウを()終わって建物を出ますと、外は相当に暗くなっています。実は夜こそが我々の目的。ふふふ、今日は、若き恋人たち御用達、イルミネーションを見物に来たのでありますよ。二人合わせて95歳だと云うのに、若いカップルたちに割り込んでしまって御免遊ばせ〜。そういえば最近、週末の度にかみさんとお出掛けしている気が致します。アラフィフの、しかも銀婚が近い(結婚23年目)夫婦が、毎週のようにデートしているのは確かに問題かも知れませんが、ま、夫婦仲が険悪であるのに比べれば、余程マシと申せましょう。チミたち、オジオバと馬鹿にせず、25年後も我々のようにずっと仲良く遊べるように頑張りたまえよ。

 ところで、イルミネーションと云うとクリスマスを連想するのが一般的ですよね。ところが実はここ読売ランドでは、毎年11月の初めからイルミネーションが点灯されていたのでした。広いパーク内はLEDの(きら)めきで満ちています。陽が落ちて子供連れが帰宅していき、心なしかカップルの比率が増えてきたように感じます。今年の読売ランドのイルミネーションのコンセプトは、ジュエルミネーション。おそらくは、jewelry:宝石、とillumination との造語でありましょう。緑、赤、青のLEDが無数に配され、近くで見るとキラキラと宝石のような輝きを感じつつ、遠くから見るとRGB三原色が混ざる事によって真っ白な光の帯に見えるという演出が、ニクいではありませんか。

光のトンネルがずっと続きます

 若者で一杯のお化け屋敷や宙返りコースターを尻目に、プールエリアを目指します。アクア・ジュエリービーチでは、イルミネーションと噴水と音楽とが融合した幻想的な光のページェント、パリ・モナムールを見物。綺麗だなぁ。並ばなくても先頭のかぶりつきで座って堪能出来ました。それにしても寒くないのが良いですな。クリスマスじゃこうはいきません。おそらくガタガタ(ぶる)いでしょう。やっぱりイルミネーションは秋に限るぜ。

 園内は至る所LEDの光で満ちています。歩きながら観ても迫力ありますが、出来たら高いところから眺めてみたいモノ。そこでジャイアント・スカイ・リバーに乗ってみる事にしました。高さ25mの鉄塔を登ると、上からの眺めは格別。読売ランドのイルミネーションは当然ながら、稲城市街の夜景もばっちりです。遠くは新宿の高層ビル群を拝む事も出来ましたよ。さて、下りは円形のゴムボートに乗り込みます。このアトラクション、ウォータースライダーをゴムボートで下るというモノ。つるりつるりと音もなくカーブをクリアしていく、不思議な浮遊感が楽しめます。

植木一本一本にLEDが
まるでクリスマスツリーのよう

 流れるプールはピンクのLED一色です。白も良いけど、ピンクも綺麗。各エリア毎に異なるコンセプトのライトアップがなされていて、飽きる事がありません。聞くところによると約200万球のライトが灯いているそうであります。スゴいねぇ。幻想的だねぇ。

 私は、実はジェットコースターが苦手で、この日もあまり乗りたくなかったのであります。しかし逆にかみさんは絶叫系アトラクションが大好き。結局云いくるめられて、バンデットなるジェットコースターに乗る事になりました。最大高低差78m、距離1500mとの事。泣きそうであります。そもそもbanditって「盗賊」って意味じゃん。犯罪者の名が冠されたアトラクションって、どう考えてもちょっとヤバいっしょ。待ち時間15分程度で乗れたバンデットは、想像通りスゴい迫力でありました。何であんな怖いモノ、みなさん好んで乗るんですかねぇ。そもそも最高地点の高さがハンパありません。心臓発作とまではいかないまでも、心房細動ぐらい発症しちゃうかと思いましたぜ・・・。ふう。

 エントランス正面のステージで、肉体系大道芸をやっていました。かみさんは肉体派男子が大好きで、年甲斐もなく、きゃあきゃあ喜んで観ていましたよ。いくら感動したからって、胸筋ペタペタ触るは、1000円札ポンと渡しちゃうは、「体に気をつけて頑張るのよ」なんて激励するは、オバちゃんパワー炸裂だぜ、Kazちゃん!

 丸々4時間遊び倒し、夜の遊園地を堪能しました〜。帰りの電車が混むといけないので、閉園30分前の8時には退出。来る時乗ったゴンドラで、京王線の駅に戻ります。うぉ〜 何と!パーク全体が光り輝いています。ジャイアント・スカイ・リバーからの眺め以上です。何しろゴンドラですから視界は360度!遠くからの歓声が聞こえています。眼下に広がる光のページェントを眺めると、何やら夢の中の景色みたい。周りからの視線が一切無いゴンドラですから、若い二人ならお互いの手を握りつつ思わずチュ〜しちゃう場面でしょう。え?我々ですか?我々位つきあいが長くなると、その程度では全く動じないのでありますよ。エントランスの売店で買った焼き芋を二人でムシャムシャ食べながら、下って来たのでしたとさ。ははは。ロマンチックさのカケラもねぇな。

 結局、遊園地では焼き芋しか食べませんでしたので、帰りは多摩センターの居酒屋で、焼き鳥食べつつ熱燗で暖まって帰ったのでありました。これも計画のうち。だから車でなく電車で出掛けたんだってば。

 夜からでしたらアトラクション・フリーパス付きで1200円ですし、そもそもイルミネーションは相当な迫力。みなさまも是非ともお出掛け下さい。読売ランドのジュエルミネーション、オススメでありますよ。ただしバンデットはマジ怖いけどネ。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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