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清里駅のSLの前で。
これから美ヶ森まで登って
八ヶ岳高原ラインで小淵沢に下り
泉ラインで甲斐小泉、甲斐大泉経由し
再び清里まで登り返すという
過酷なルートなのでありました。 |
4エイドのおいしい学校でたっぷり20分も休憩し、ノロノロと出発します。ここから先、ルート上、最もキツいと云われている海岸寺の坂にアタックしなければなりません。既にかなりの疲労が蓄積している身で、しかも昨年よりも5Kgもポッチャリしてしまった私。前途は多難であります。大丈夫か?俺。
昨年は何とか2桁Km/hで登れた坂を、今年は1桁Km/hでヒ〜コラ登ります。完全にヤラれています。屈辱的ではありますが、ず〜っとインナー・ロー。人間の体って正直ですねぇ。練習を怠れば、てきめんに体重は増加し、坂にも弱くなります。えぇえぇ、自業自得なのは分かっておりますですよ。来週から、きちんと自転車練習する決意を固めた私でありました。
10時54分・距離69.8Km、第5エイドの北甲斐亭にやっとの思いで到着です。メタボって嫌ねぇ。ダイエットに励もうと心の中で誓いつつ、ブドウゼリーを頂きます。疲れた体に甘みが染み渡ります。言ってる端から食いまくってるんじゃ、こりゃ痩せられる筈ねぇや。
11時17分・距離74.1Km、たった4Km走っただけで第6エイドの丘の公園に到着。キュウリに味噌をつけて頂きます。普通の白味噌じゃなく、赤味噌。しょっぱいだけでなく奥深い風味を感じます。このイベントの凄いところは、エイドで供されるおやつの絶妙さでありましょう。流石、分かっていらっしゃる〜。なんか後半に入って休んでばかりだなぁ。でもクタクタなので、このエイド間の近さは嬉しい限りです。須玉インターから22Km、ここまでほとんど登りっぱなしですしね。しかも更に登りは続くのでありますよ。ひえぇ〜。
清里駅までの緩い登りを12Km/h平均のペースでタラタラ登っていきます。後で聞いたのですが、ともちん氏曰く、この時点で私、ペダルを漕ぐのに踵が落ちてしまっていたようなのであります。疲れている故に踵が落ちる訳ですが、これではパワーをロスし、より効率の悪い漕ぎになってしまいます。非効率のスパイラル。今後の重大な反省点ですなぁ。
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まきば公園にて。
最高の景色です。
冨士桜ポークのホットドックと
ベーコンの串焼きを頂きました。 |
清里駅のSL前で記念撮影し、先を急ぎます。一旦、国道141号、通称清里ラインに出て学校寮入口交差点を左折、スタート&ゴールの清里の森の裏側をぐるっと回るように美ヶ森を目指します。完全にヘロヘロ。インナー・ローでよたよた登っていきます。
何とかかんとか清泉寮入り口を過ぎ、八ヶ岳高原ラインのピークを越えました。本日の最高標高地点1483m。やった〜。ここから小淵沢までは下り基調です。
12時17分・距離83.8Km、第7エイドのまきば公園に到着です。クッタクタですし、ちょうどお昼時でもあるので、ここでベーコンの串焼きと富士桜ポークのホットドックを頂きます。美味ぇ〜。このイベント、かなりの消費カロリーだとは思いますが、流石にこれだけ食いまくると、摂取カロリー過多なのは明白。こんなに運動しているのに、トータルで太ってしまうという、何とも情けない状況であります。でも良いんだっ!だって何食っても美味しいんだもんっ!!。ここまでの私のあまりの体たらくを見かねて、ともちん氏がパワーゼリーを下さいました。ドーピングです。こうなりゃゼリーだろうがアミノバイタルだろうが皇潤だろうがドモホルンリンクルだろうが何だろうが、頼れるモンにゃ何にでも頼って参りますよ〜。
まきば公園を出て次の最終第8エイドの道の駅小淵沢までは、ひたすら16Kmの下りって聞いていたのですが、見ると聞くでは大違い。結構登り返しが有るじゃないですか。去年まではこの区間、出発してすぐに通る設定で、体力の有り余っている状態で通過した事しかなかったものですから、登り返しもあまり気にならなかったのだと思われます。ところが疲弊した状態では、ちょっとした登りでも敏感に反応し、一々ヤラれるのであります。あ〜あ、折角ドーピングして回復してきた体力を否応なく奪われていきます。とはいえ道の駅が近づくにつれ登り返しは無くなり、完全な下り一辺倒に。時速60Kmでグングン下ります。
それにしてもこの区間の路面の悪さといったら!!昨年、一昨年と、アルミフレームのピナレロ号で下った時は骨までバラバラになるかと思うような強烈な振動に襲われたものです。ところがクロモリフレームって全然違いますねぇ。勿論振動はあるのですが、マイルドになっていると云うか、フレームが受け止めてくれていると云うか、はっきりとラグジュアリーな乗り味である事を感じます。スゴいぞ、スゴいぞ、ボンバー号!!
13時11分・距離99.2Km。最終エイドの道の駅小淵沢に着きました。腰が痛くなってきたのですが、ここまで来たら、後は清里目指して登るのみ。体力の問題と云うより根性の問題であります。さ、最後の力を振り絞って頑張ろう!!
小海線の線路に沿う形で、甲斐小泉駅、甲斐大泉駅と通過していきます。思っていたよりも楽に登れます。ま、そうか。線路に沿って登っている訳ですから、激坂であろう筈がありません。あんまり急だと列車が登れなくなっちゃうもんねぇ。
道の駅を出て、後は休みなくゴールを目指そうを決意していたのですが、ここで嬉しい裏切りが。甲斐大泉駅近くで地元のおばちゃん達が私設エイドステーションを開設してくれているではありませんか!!地元、北杜産のお米で作ったおむすびと、暖かいほうじ茶を頂きます。美味ぇ〜!おばちゃん、有り難う!!
私設エイドで鋭気を養い、最後の登りに掛かります。清里高原大橋道路を通らず、川俣川の反対側の山道を登るルート。最後は平均8%程の登り坂です。ここを抜ければ清里駅は目と鼻の先。ゴールの清里の森はもうすぐであります。
14時41分・距離117Km。ようやくゴールです。3回目のチャレンジでしたが、今年が一番キツく感じました。まずは痩せなきゃね。パンクも事故も怪我もなく、ともちん氏と一緒に楽しく走り切る事が出来ました。良かった良かった。ゴール地点で、ともちん氏とガッチリ握手を交わします。有り難う御座いました〜。
辛楽しかったグランフォンド八ヶ岳。来年も是非挑戦しようと思うのでありました。やっぱ、ちゃんとダイエットしようっと!
「グランフォンド八ヶ岳はキツかった【前篇】」はこちらをクリック
【つづく】
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