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  グランフォンド八ヶ岳はキツかった【前篇】  

 お出掛け

昨年に引き続きお世話になりました、
ペンション、ブルーイングリーン

 グランフォンド八ヶ岳は、清里を中心に八ヶ岳南麓を約120Km走るサイクリングイベントであります。主催は月刊FunRide誌。エイドステーションの充実度は特筆モノで、おそらく日本一と云っても過言では無いでしょう。美味しいサイクリングが保証されている反面、累積獲得標高は2300m超という、結構過酷なコースでも有名。私はこのイベントが大好きで、第一回目から三年連続出場しております。今のところ皆勤賞って訳。

 今年はURIBOZのともちん氏と一緒にエントリーしました。勿論同宿です。昨年に引き続き、ペンション・ブルーイングリーンにお世話になりました。ここはイタリアンの美味しい宿であります。前日入りして自家製ピザに舌鼓を打ち、赤ワインで翌日の互いの健闘を祈ったのでありました。あ、ホントは赤ワインの他にも、ビールとウィスキーを頂いたのでありますがネ。いつもの飲み会に比べりゃ、かなりセーブしましたってば。

 翌朝10月2日(日)は朝4時起床。身支度を整え、5時に会場に向かいます。今回のスタート&ゴールは、前回のサンメドウズ・スキー場から、清里の森に変更になりました。標高にして約300m低い事もあり、寒い事は寒いですけれども昨年程の寒さではありません。この大会、今回が3回目でありますが、少しずつでもバージョンアップを図ろうという主催者側のサービス精神が感じられ、なかなかの好感度なのですよ。

オサ〜ン二人で清里に乗り込んで
こんなオサレなディナーを頂きました。
ちょっと飲み過ぎ気味。
ま、いいか。楽しいから。

 朝7時になり10台ずつウェーブスタートしていきます。気温は摂氏7度程。コースはいきなりの長い下りです。寒い、寒過ぎます。ガタガタ震えながら、川俣川に掛かる清里高原大橋、通称「黄色い橋」を50Km/h超で駆け抜けます。ここで急な下りは一旦終了。石堂交差点を右折して西に向かって八ヶ岳南麓をトラバースしていきます。沢筋を越える度に緩やかなアップダウンはあるものの、基本的には下り基調の道を軽快に進んで行きます。

 7時43分・距離22.0Km、第1エイドに到着。バナナとグレープフルーツを頂きます。ここからは緩い登り返しとなりますが、ごくごく緩斜面ですからウィンドブレーカは、まだ脱ぎません。一旦北上し、先ほど通った県道608号を逆の東向きに進みます。我々よりも遅いスタートの方達とすれ違います。いやあ、やっぱり早起きは三文の得でありますなぁ。既に5Km以上の差になっていますものねぇ。

 若林交差点を過ぎたところでトラバース道は終了。コースは県道608号と別れて南に進路を変え、一気に下りとなります。

 8時22分・距離35.7Km、第2エイドの高根体育館に到着です。昨年に続き今年もここで、朝穫りレタスを頂きます。地産地消は、やはり最高です。シャキシャキしていて本当に美味い!!

 しっかり休んだ後、赤松で有名な遠照寺を過ぎ、須玉川に掛かる橋を渡ると、道は登り基調に転じます。汗が吹き出てきます。やはり先ほどの第2エイドでウィンドブレーカを脱いでおいて正解でした。須玉川の河岸段丘を一段登るとちょっとした下り区間に入りますが、多麻トンネルを抜けて塩川に掛かる橋を渡ったところで下りは終了。ヴィンテージゴルフ倶楽部脇の道をトコトコと登っていきます。息が上がります。心拍180。まだ40Kmちょっとしか来ていないのに既にかなり疲れています。先が思いやられるなぁ。明野に入るとやっと下りになりました。ふぅ。下りって何て楽なんだろう。

清里高原大橋、通称「黄色い橋」
ここを時速50Km超で駆け抜けます。

 9時05分・距離46.8Km、第3エイドに到着です。確か去年は、ひまわり畑で有名な明野ふるさと太陽館をエイドステーションとして使っていたのですが、今年はその手前の未舗装の駐車場がエイドになっています。砂利道に乗り入れるのがイヤで道路脇に自転車を停めました。有った有った有りましたよ。今年も明野名産の金時芋を使ったパイが振る舞われています。エイドの充実度日本一とも思えるグランフォンド八ヶ岳において、この金時芋パイは最高傑作と呼んでも差し支えない程の味とボリューム。こんな美味しいもの、無料で頂いちゃってもよろしいのでしょうか。

 エイドを出て500m程で右折。中央道須玉インターに向かって一気に下ります。県道621号大豆生田の交差点が今日のコースの最下点となります。標高は469m、出発地清里の森の標高が1322mですから、ここまで853mも下ってきた事になります。勿論ここまでの行程には登りも含まれていますから、実際の延べ標高差はもっと大きい訳ですが。9時20分、距離51.4Km。ここからがグランフォンド八ヶ岳の真骨頂。標高1483mまでの一気登り区間が待ち受けています。

 須玉川左岸をトコトコ進み、須玉中学校脇の橋で右岸に渡って、川沿いの道を登っていきます。程なく先ほど通過した遠照寺のところに差し掛かりました。我々の後ろを走る方々が、眼上に見える橋を渡っているのが見えます。彼らより約1時間先行している事になります。ちょっとした優越感。グランフォンドはレースではありませんから速けりゃ良いってもんじゃありませんが、足切り時刻が設定されていますんで、時間的余裕は心の余裕に直結するのでありますよ。1時間のアドバンテージはデカいでしょ。

 60Km地点を過ぎますと、道は山の中に入っていきます。須玉川の左岸の河岸段丘の上に出るべく、ヘアピンカーブが2つ連続で我々を襲います。苦しい。汗がダラダラ。サングラスが曇ります。嗚呼、ともちん氏のペースについていけません。徐々に間隔が開き始めます。何とか2桁時速を保つのがやっと。気を抜くと1桁Km/hになってしまいそうです。苦しい。しかし景色は最高。段丘の上から崖の左側を見下ろすと、一面の田んぼです。そろそろ刈り入れの時期でしょう。稲穂が黄金色に輝いて、風に揺れています。美しき里山の風景。

 上津金の部落に入ると、ようやく斜度が緩やかになってきました。頑張って一気にともちん氏に追いつきます。リンゴ畑の中の気持ちの良い道。いつの間にか陽も照っていて、絶好のサイクリング日和であります。

 10時ちょうど、距離61.9Km、第4エイドのおいしい学校に到着です。ここでは恒例のマーブルパンとトウモロコシを頂くとともに、ソフトクリームと、更にオロナミンCでドーピングです。最下点から登り始めてまだ10Kmだというのに、既に疲れがかな〜り蓄積し始めています。サクソバンクのジャージを着た方と、ともちん氏が話をしています。何とお知り合いだそう。世の中意外に狭いものですなぁ。

 ここまでで行程の約半分。これからず〜っと登りが続きます。昨年よりたっぷり5Kg程増量し、ポチャポチャしております私は、この先一体どうなるのでありましょうや。という訳で一抹の不安を残しつつ、後半戦に続く〜。Copyright (C) by Yas / YasZone

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