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小仏に微かな春の息吹が感じられます |
の仕事は午後からですので、平日の午前中は自由に使えます。朝起きて、さ、今日こそ小仏に自転車で出掛けるぞと思う事は思うのですが、冬の朝の寒さに負けてしまう事もしばしば。特に私の場合、自転車は自宅ではなく、仕事場である万願寺基地に置いてあるもんですから、レーパンにサイクルジャージを着て、スクータに乗って一旦仕事場に出掛けねばなりません。これが結構億劫なんですなぁ。自転車は走り出せば体が温まってくるのですが、スクータではそうは参りません。自転車以前に万願寺基地への移動が寒くて寒くて、それで心が萎えてしまうのであります。
私の午前中のショートサイクリングへの心が萎えたのを見透かしたように、こむぎがくむくむくむくむと私を拡大こむ散歩に誘います。かくして冬場は自転車での出動回数が激減し、代わりにこむ散歩の回数が増えてしまう事になるのであります。
去る1月29日(土)は、朝はこむぎの誘いに乗って2時間ほど拡大こむ散歩に行きましたが、折角の休みの日でありましたので、お昼から久々に裏高尾の小仏峠に自転車で出掛けて参りました。
大陸の高気圧が頑張り過ぎて、寒気団が南に降りてきた寒い日でありましたが、流石にお昼ともなれば多少は気温も緩み、やっと出掛ける気になったのであります。とはいえ起毛裏地の自転車用ロングタイツの下にヒートテック下着という、完璧な防寒体制でしたがね。
いやぁ、寒いから嫌だと思っていたのはほんの初めだけ。走り出してしまえばすぐに暖かくなって参ります。楽しいなぁ。約20日ぶりの小仏であります。浅川サイクリングロードを快調に走って参ります。
西浅川交差点から小仏街道に入ります。駒木野関所跡を過ぎると急に気温が下がるのがわかります。凛と張りつめた冬の山の空気。中央本線の煉瓦造りのガードのところで川がガチガチに凍り付いています。寒い筈だよね。
しかしよく見るとこんな寒い中にも、そこかしこに小さな春の息吹が感じられます。ふじだなの上の日陰バス停の土手には、オオイヌフグリの小さな青い花が咲いておりましたし、少しですが梅も花をつけております。山では着実に春に向かっての準備が進んでいるのでありました。
【つづく】
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