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  新しい自転車を手に入れろ2(第8話:デブ号がうちにやってきた) 

2016年式 KHS ATB-1000

ブ号が納車されて参りました。何しろデカい。とにかくデカい。ホイールは26インチながら、そこに装着されているタイヤは、幅が4.9インチ(12.4cm)もありますから、タイヤの外周は一般的なマウンテンバイクとは比較にならない大きさなのであります。

 今回はタイヤの空気圧をMAX値の1.9barまで上げた状態での納車です。一般的にファットバイクはごく低圧でポヨンポヨン乗るのが醍醐味とされておりますけれども、初期不良的なスローパンクの有無の確認の為にも、一旦空気圧を高くしておくのは決して悪い判断ではないでしょう。ま、実際の所、フロアポンプ(普通の自転車空気入れ)でファットバイクの巨大タイヤを1.9barまで上げるのは大変な労力が必要でありますからな。空気を抜くのは簡単なのですから、エア・コンプレッサーのあるY'sロードで高圧にしておいて貰うのが最良の方法でありましょう。家でここまでポンピングするのは想像しただけで大変そうです。

DOPPELGANGER製
DCC330M-GY バイクガレージ

 そもそも私の場合、オフロードでの使用よりも街乗り自転車としての利用の頻度が高そうでありまして、だとすると、アスファルト上の走行抵抗の低減という観点からも、タイヤ内圧を高圧に保った方が理に適っている事になりましょう。実際、近場に存在する自転車で走れるシングルトラックは、多くの場合ハイカーの方々のテリトリーになっておりますから、こうした山道にデブ号で入っていくのは、ちょっと(はばか)られるというものであります。

 高圧と申しましても、そこはホレ、ファットバイクにしては高圧と云うだけで、たかが1.9barに過ぎません。だいたい自動車のタイヤの空気圧より多少低いくらい。対してロードバイクのピンク号は常に9.0barのカッチカチに維持されておりますから、標準的なロードバイクの車輪と比べれば、ファットバイクのタイヤは高圧と云えども十分ポヨンポヨンの低圧なのでありますよ。

 Y'sロードでデブ号を受け取っての程久保基地への帰り道、浅川サイクリングロードを走りますと、ブロックパターンの大きなオフロード・タイヤからは「ゴ〜〜〜」という散歩中の皆様の耳目(じもく)を引くには十分なロードノイズが響き渡る割には、漕ぎの方は意外な程、軽快。勿論、軽快さや機敏さにおいてロードバイクとは比較にならない訳ではありますけれども、その辺のママチャリなんぞに比べれば、十分な軽さなのであります。

 それにしても不思議な乗車感覚。当然の事ながらサドルの位置はペダルとの相対関係で決めておりますので、車輪が大きい分、必然的に乗車位置は高くなります。まるでダンプカーを運転しているような感じです。これは楽しい!!雑誌等では、ファットバイクの醍醐味は雪上走行にあり、と(うた)われておりますけれども、街乗り自転車としてこれ程最適なモノも他にありますまい。段差を気にする必要もなく、それでいて漕ぎも軽いですしね。ただしその大きさ故、駐輪場所を探すのに苦労しそうではありますが。

 デブ号の格納の為に、テント式のバイクガレージ(DOPPELGANGER製DCC330M-GY)を程久保基地に導入しました。程久保基地の2階に保管していた小径折り畳み自転車のチビ号と、犬用リアカーこむカーも同時に収納出来る優れモノです。オートバイのカワサキZRX1100号の駐車位置をトヨタ・VOXY号の後ろに移動し、その場所にバイクガレージを設置。雨風を完全に防げる強固な造りであります。一々室内、それも2階から出し入れするのは億劫でありますからなぁ。デブ号は街乗り用として気軽に使いたいところ。かといって青空駐車は絶対に嫌ですし、そういう意味で、2万円のテント式バイクガレージ導入は最良の選択だったと云えそうです。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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