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  新しい自転車を手に入れろ2(第3話:ファットバイクとは何ぞや) 

ァットバイク。雪深い米国ミネソタ州で生まれた、雪上を移動する為の自転車。タイヤ幅は4インチ〜5インチで、これを低圧のポヨンポヨン状態で使用する。ロードバイクの高圧タイヤと比較すると実に十分の一程度の低圧が普通。圧倒的なエアボリュームでリム打ちパンク(スネークバイト)を回避するとともに、タイヤ自身の変形により高いグリップ力を誇る。英語表記は、FAT BIKE。その名の通りまさにデブ・バイク。ファットバイクの二大メーカーは、SALSA(サルサ)とSURLY(サーリー)。どちらのメーカーもファットバイク発祥の地、米国ミネソタに本社を構える。ホイールが太過ぎて通常の自転車用ブレーキは当然使えず、ほとんどが油圧ディスクブレーキシステムを採用。フレームは通常のMTB用をベースとするも、太いホイールに対応するためにエンド幅(車軸の長さ)を広げてある為に、基本的にMTB用ホイールとの互換性は確保されていない。


 う〜ん、聞けば聞く程マッチョな感じ。ロードバイクが華麗で繊細な長距離走選手を彷彿させるとすれば、ファットバイクは柔道部出身の私にぴったりのゴツいイメージ。嗚呼欲しいなぁ。こんなマッチョな自転車でどこに行くでもありませんが、低圧のタイヤでポヤポヤとその辺をポタリングしたい。ヘビーデューティなマシンを敢えて街乗りに使うという贅沢。物欲の炎は燃え上がるばかりであります。

 ところがSALSA(サルサ)もSURLY(サーリー)もビックリする程お高価いのでありまして、SALSA(サルサ)は完成車価格で44万円〜18万円、SURLY(サーリー)は40万円〜22万円と云ったところ。これじゃちょっと予算オーバーだなぁ。と申しますのも、本格的に山林を走り回ろうと云う訳ではありませんし、そもそもオフロード系の経験も皆無でありますから、余りに高価なマシンを購入しても宝の持ち腐れになる事は必至でありますからね。

 調べを進めて参りますと、様々な事実が分かって参りました。ファットバイクには、オフロード走行を念頭に置いた正当派マシンと、タイヤを太くしただけのナンチャッテ・マシン、いわゆる「ルック車」が存在します。ルック車の相場は完成車で4〜6万円程度。しかし当然の事ながら各部の造りはチャチく、そもそもフレームの剛性が足りていないモノが多いとか。「オフロードを走行しないで下さい」と明記されたモノすら存在するのだそう。あくまでファッションとして街乗りに特化された自転車という事でしょう。

 私の場合、元々街乗り用にと考えていたのですから、こうしたルック車でも十分に機能する筈なのですが、そこはホレ、やっぱヘビーデューティな本物が欲しくなるのは、ある意味当然の事とも申せましょう?オサ〜ンの物欲って、そういうモノなのでありますよ。ま、山林もちょっとは走ってみたいですしネ。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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