新しい自転車を手に入れろ２（第４話：欲しいファットバイクの絞り込み）　

中ではほとんど見掛ける事の無いファットバイクでありますが、カタログベースでは様々なメーカーからラインナップされています。とは云えファットバイクがメジャーになったのは、ここ数年の話。ま、MTBの亜種として、これから販売に力を入れていこうといったところでは無いでしょうか。

　APOLLO（アポロ）、CANNONDALE（キヤノンデール）、CANYON（キャニオン）、CHARGE（チャージ）、CUBE BIKES（キューブバイクス）、KHS（ケーエイチエス）、KOGA（コガ）、KONA（コナ）、KTM（ケイティーエム）、MONGOOSE（マングース）、MOOTS（ムーツ）、ROCKEY MOUNTAIN（ロッキーマウンテン）、SALSA（サルサ）、SCOTT（スコット）、GT（ジーティー）、SE BIKE（エスイーバイク）、SPECIALIZED（スペシャライズド）、SURLY（サーリー）、TREK（トレック）の各メーカーサイトを熟読し、各車種のスペック表を入手。本格的な検討に入りました。実はこうした検討期間が一番楽しかったり致します。それにしてもメーカーはMTBのファットバイク化を推し進めようとしているかのような力の入れようです。そもそも27.5＋などのMTBの新規格を考えても、車輪の幅広化の方向へ進んでいくのは間違いなさそうであります。

KHS ATB-1000 2017年モデル

　予算的に車両価格は20万円未満、山林での使用を考えると衝突などの衝撃に弱いカーボンフレームは除外したいところ。ま、カーボンフレームは一般的に高価ですから、予算を20万円未満に設定した時点で、カーボンの線は自動的に消えるのですがね。

　ファットバイクのタイヤ幅は大きく分けて三種類存在します。幅3インチのセミファット、幅4インチ、及び幅5インチの3つであります。元々、極太のタイヤに憧れたのがきっかけだったと云う事もあって、タイヤ幅5インチ前後のモノをチョイスしたいところ。だとするとリム幅は80mmではなく100mmの極太が理想です。

　こうした条件の下、私なりに絞り込んだのが、KHS製ATB-1000でありました。

フレーム：6061アルミフレーム
フォーク：クロモリ・ストレート150mm幅
ディレイラ（変速機）：後輪SRAM NX1-11速、前輪シングル
ブレーキ：SRAM LEVEL 180/160ハイドロディスク（油圧ディスク）
リム：アルミ製26インチ100mm幅
タイヤ：幅4.8インチ（122mm）
標準完成車価格：140,000円（税抜）

　ゴツい自転車です。機種は絞り込みました。次は車体の調達であります。実は自転車は仕入れルートや入荷時期が限定されていて、自動車のようにいつでも新車が手に入るという訳ではないのです。車体の調達も一筋縄では行かないのでありますよ。

【つづく】

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