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  遊びのアンテナ、のばしてるかい?(第2話:連載再開にあたっての談話篇) 

さに光陰矢の如し。「遊びのアンテナ、のばしてるかい?」の第1話をYasZoneに載せた後、第2話を書きあぐねたまま、とうとう11年もの月日がが経過してしまいました。この中途半端な状態の文章をサイトから削除せずに「執筆長期中断中」のステータスのまま閲覧可能な状態にしておいたのは、いずれはこの続きを書く時が来るかも知れないという、漠然とした予感があったからなのかも知れません。

 当時私は外資系企業に勤める38歳のサラリーマンでした。転職もし、人生における多くの経験をしつくしたような気になっていたのも事実であります。それ故、当時の文章では、さも達観したような事を書いておりますけれども、今の私から当時の私を見りゃ、若いなぁとしか云いようが御座いません。ま、もし更に10年後の私が今書いているこの文章を見たら、同じ様に感じるでしょうから、あまりその辺りの事をクヨクヨ考えても仕方がないのでしょうが。

 この11年間で様々な変化を経験しました。会社を辞めて自営業者として独立しましたし、運動不足な生活に別れを告げロードバイクに乗るようにもなりましたし、当時小学生だった子供たちも大学生と高校生になりましたし、愛猫めいが鬼籍に入り、猫のゆず猫のみみ犬のこむぎが新しく家族として加わりましたし、あれだけ吸い続けていたタバコもきっぱりやめる事が出来ました。ここに書く事が(はば)かられるような山も幾つか越えて参りました。危機だって実際に何度か有ったのです。私にとっては一つ一つが特別な出来事ですけれども、世間一般で云うところの、いわゆる普通の人生ってヤツに過ぎないとも思います。誰もがそれぞれにドラマティックな人生を歩んでいる筈なのです。

 11年前にYasZoneに載せた第1話では、日本人男性の平均寿命を76歳として計算すると38歳の自分は人生の折り返し点に立っている事になる、と書かせて頂きました。その論に立てば、もうすぐ49歳になろうとしている現在においては、人生の折り返し点はとうに過ぎてしまった事になります。青春は遙か昔になりにけり。朱夏も終わりに近づき、白秋の陰も見え始めてきた今だからこそ、どのように遊びのアンテナを伸ばしていくかが重要になると思うのです。今の振る舞いによって、今後の人生、特に白秋から玄冬に向けての、いわゆる晩年に与える影響は、きっと少なくないに違いありません。

 長らく中断していたこの「遊びのアンテナ、のばしてるかい?」の連載を再開する事に致しました。相変わらずの駄文ではありますが、皆様しばしお付き合いの程、宜しくお願い申し上げます。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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