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  遊びのアンテナ、のばしてるかい?(第3話:かみさんの趣味篇) 

前から私は割と多趣味な男でありまして、それは今でも継続しております。決して、ブームを追いかけている訳ではありません。同様に、ブームが終わったのでそれに合わせてフェードアウトする事も、私の場合ほとんどありません。相変わらずオートバイには乗り続けておりますし(先日ZRX1100号はフロントフォークのオーバーホールを済ませ、絶好調であります)、ロードバイクにも乗っております(最近、ちと、さぼり気味ではありますが)、それなりに一定の読書量を保っておりますし、年間10回以上は映画館に出掛けています。

 以前は割と一人でこうした趣味を楽しむ時間が多かったのであります。休日にはかみさんと別行動で、自転車で出掛けたり、バイクで出掛けたりといったパターンがほとんどでありました。これは子供が小さかった事も大いなる要因の一つであります。私が出掛けている間、かみさんは子供の野球の練習を観に行っている事が多く、逆に私は子供の部活動等にはなるべくタッチしない主義でしたので、夫婦で別行動を取る事が多かったという訳です。

 上の息子が大学生となり独り暮らしを始め、下の息子が高校生になると、かみさんは週末の出掛け先を失ってしまいました。かみさんは野球が好きと云うよりも、部活を通じて子供の様子を見る事が好きだったのでしょう。部活を見に来ている他の親御さんも何人か居て、そうした方達との交流も楽しかったようです。ところが子供が成長し、親が部活を見に行くような歳ではなくなると、実はかみさんが無趣味な人間であった事が、浮き彫りになってきたのでありました。

 かみさんが無趣味な人間である事を責めている訳では決してありません。逆にこうした傾向は割と普通の事であると考えています。仕事を持つ普通の母親が、はっきりとした趣味を持っている方がレアケースのような気がします。男女は完全に同権ではないからこそ、男女同権が叫ばれているのかも知れませんね。私の知る限り、男性の方が、のめりこむ事の出来る確固たる趣味を持つ方が多いように感じます。

 かみさんに出掛けるところがあるからこそ、こちらも心置きなく仲間とサイクリングに出掛けられたのであって、かみさんが家で留守番をしているとなると、何となく気兼ねしてしまうモノ。かくして子供の成長がかみさんの外出頻度に影響を及ぼすと同時に、それは私の趣味生活にも、少なからぬ変化として波及し始めてきたのでありました。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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