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大喜びのこむぎ |
日の秋分の日に、かみさんと犬のこむぎと共に、一泊で長野の野辺山に遊びに行って参りました。標高1,300mを越えている彼の地は、暑い下界と異なり、一足先に秋の様相でありました。
夏の繁忙期を終え、少しは休みを取ろうという意図と、犬のこむぎを涼しい場所で思い切り遊ばせてあげようという思惑で出掛けたのであります。最近は犬と一緒に泊まれる宿も増えておりますしね。
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トラクターは貸切状態 |
中央道長坂ICを降りて、県道28号、通称北杜八ヶ岳公園線をしばらく上ったところにある、ドッグランが併設されているカフェで、遅めのランチを摂りました。こむぎの分の食事も注文し、我々と一緒に食べます。リードを外していても、こむぎは我々の足下でお行儀良くしていて、吠えたりもしませんし、中々良い子でこういった場所で困る事はありません。
予約していたペンションの周りは一面の白菜畑。野辺山はキャベツや白菜やレタスなどの高原野菜の一大産地として有名ですからなぁ。街灯など全く無い場所ですので、晴れた夜には天文ファンが多数集まる中々に有名な場所なんだそう。この夜は残念ながら曇りで星は全然見えませんでしたが、次の機会には是非とも星空を堪能してみたいものであります。
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一面に広がる白菜畑 |
翌日は、滝沢牧場に出掛けます。馬や牛、ウサギなどの小動物などがいて、広大なドッグランもある有名な観光牧場。農耕用のゴツいトラクターが客車を牽いて牧場内を一周するアクティビティもあります。こむぎは犬のくせに乗り物が大好き。きっと、このトラクターにも大喜びするに違いありません。付き合いが長いから、何となく分かっちゃうんだもんね。
それは印象というより確信に近いものだ。
村上春樹著「街とその不確かな壁」(新潮社)からのお言葉です。乗り場で尋ねると、「勿論わんちゃんもOKですよ」との事。たまたま空いていて我々の貸し切り状態です。一人500円の運賃を支払って(犬は無料)、さあ出発だ!
時速5Km程度でデコボコ道をガタガタと進むトラクターは、独特の味があります。陽が当たって暖かいですが高原の風は冷涼で最高に気持ち良い!勿論こむぎは大喜びであります!キョロキョロと周りを眺めています。やっぱりね!絶対こういうの好きだと思ったんだよ!
こむぎももうすぐ17歳になります。元気に過ごしておりますが、犬としては相当の高齢ですから、少なくとも元気で動けるうちに、こうした楽しいところにたくさん連れて行ってあげようと思います。
【つづく】
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