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  読書癖は実は相当に贅沢な趣味なのかも  

 物欲

現在の「在庫」は13冊です

 歴書の「趣味」の欄に「読書」と記入する方は割と多いようです。私が自営業者になる前、サラリーマンをしていた時、技術系の中途採用者の面接試験を担当した事があるのですが、約三分の一の方が、趣味欄に「読書」と書いていた記憶が御座います。

 就職面接では、家族の細かい事、例えば父親の職業とか、実家は持ち家かとか、受験者本人の宗教や信条に関わる事とか、本人の仕事に対するスキルや適性に関する事以外の質問は、個人情報保護の観点から御法度(ごはっと)であります。同様の理由で、趣味欄に「読書」と書かれていても、「愛読書は何ですか」とか「最近どんな本を読みましたか」とは聞く事は出来ません。受験者本人の宗教や信条に関わる情報に繋がる可能性が否定出来ませんからね。私がサラリーマンをしていた20年以上前から、こうしたコンプライアンス(compliance)は意識され徹底されていましたから、現在ではもっともっと厳格化している事でしょうね。ちょっと話がそれてしまいましたが、こんな訳で、無趣味な人でも気軽に「読書」と履歴書に明記する事が出来ますし、面接で詳細を聞かれる心配もない。これが、多くの人が「趣味は読書」と書く所以(ゆえん)かも知れません。

 趣味にはハッキリと濃淡が存在致します。年に数回スキーに出掛ける場合でも、シーズン100日以上スキー場に居るような方の場合でも、同じように「趣味はスキー」と(おっしゃ)られるでしょう。実際のところ、月に何冊以上読めば「趣味は読書」と胸を張って云えるのかは分かりません。しかし私の知り合いに、2ヶ月に1冊程度の読書量で「趣味は読書」と公言している方もいらっしゃいますので、趣味における濃淡は、人によってまちまちである事は間違いないでしょう。

 趣味はパチンコとか競馬とか聞くと相当な散財家をイメージしがちです。しかしそれが週1回程度の頻度で出掛けるだけであれば、週の出費は3,000円程度かも知れず、大人の趣味としては随分リーズナブルな部類に入ろうというもの。趣味はその濃淡によって、様相や散財度が全く異なるモノなのであります。

 一般的に「趣味は読書」と聞くと、上品で知的な趣味、というイメージが先行します。しかしこれはあくまでイメージの話に過ぎません。読書もその濃淡によっては、ちょっとしたギャンブルや、飲み屋通いや、()しの追っかけに匹敵する散財に発展する事もあるのです。

 私は活字中毒者ですので、活字がないと生きていけません。本がないと、マジで寝付く事もトイレに行く事も出来ないのです。図書館は新刊の入荷が極端に遅い事もあって全く利用しておらず、書籍は全て購入しております。

 私の平均的な読書量は週2冊程度。年100冊以上を乱読し続けている訳ですので、一冊平均1,800円としても月に14,400円、年間187,200円もの散財をしている計算になります。()しの追っかけをしている方や、毎週外に飲みに出る方と比べても、全く遜色のない支出ではありませんか。え、俺って、こんなに散財してるの?!

 仕事が立て込んできて中々書店に行けない事が続くと、途端に「在庫」が気になり出します。Yas家の場合、読もうと思って購入し未読のまま積んである書籍の事を「在庫」と呼んでいるのですが、在庫が5冊を切るとそろそろ気になり出し、在庫が2冊を切ろうモノならそわそわし始めてしまうのです。ふと気になって、今、在庫の箱を調べてみたら、現時点での在庫は13冊。平均的に考えれば約7週間弱の消費量に匹敵しますから、このままでは12月初旬〜中旬には在庫切れを起こす計算です。

 これから仕事の繁忙期に入るのですけれども、その前に一度は書店に仕入れに出向いて、年を越す為の適正在庫の確保をしておく必要がありそうです。う〜ん、こんな話、恐ろしくて かみさんには聞かせられねぇなぁ。Copyright (C) by Yas / YasZone

【続きをお楽しみに】

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