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  出前館のビジネスモデルは日本には合わないのかも  

 徒然

 聞によりますと、料理のデリバリーサービスを展開する、株式会社 出前館は、2023年8月期の連結営業損益が200億円の赤字だそうで、しかも既に赤字は5期連続との事。コロナ禍で売上げは急激に増えているのに、人件費や宣伝広告費がそれを常に上回っている状態のようなのであります。

 海外でのウーバーイーツの隆盛(りゅうせい)に比べると、明らかに異常な赤字と云えましょう。もしかしたら出前館のようなビジネスモデルは日本では利益率を高められないのかも知れませんね。

 出前とは、「食べに出掛けるのは面倒なので配達して欲しい、配達に掛かるお金は払うからさ」という富裕層と、非常に安い手間賃でも良いからデリバリの仕事を求める貧困層が、社会に同時に存在する事で成り立つビジネスであります。諸外国に比べて日本は貧富の差が少なく、(というか貧富の差が少ないと感じている人々が多く)、故にサービス利用者も少なければ、サービス提供者の確保も難しいというジレンマは必定なのでしょう。

 それにしても5期連続の赤字だというのに、毎日のようにテレビCMを打ち続けているところや、筆頭株主にLINEヤフー株式会社が入ってるところから考えると、例え今は赤字でも、今のうちに出前以外のデリバリ要員の確保をしておこうと画策しているのかも知れませんな。韓国NAVER社もかなりの出資をしていますし、何らかの作戦的意図を感じますね。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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