は、昨年末から毎夜1〜2話ずつ、NHK大河ドラマ「西郷どん」を観始めておりましたけれども、年明けにやっと全エピソードを観終わったのであります。
「西郷どん」は2018年にNHKで放送された、西郷隆盛の一生を描いた作品で、45分間のエピソード47話で構成される壮大なドラマであります。私は学生時代から日本史が全くダメで、幕末から大政奉還、戊辰戦争を経て西南戦争までの流れについて、このドラマで初めて詳しく知った次第。登場人物や出てくる歴史的キーワードそれぞれは聞いた事はあっても、それらの有機的な繋がりについては、今までほとんど理解しておりませんでした。当時は長州藩の桂小五郎が木戸孝允に、大久保正助が一蔵、利通と改名したりと名前が変わる人も多く、それも私の日本史アレルギーの一因となっていたのであります。
西郷隆盛についても、薩摩藩出身の偉人で西南戦争で死んだ人、くらいの知識しかありませんでした。それにしても西郷どんは器の大きな人物だったのですね。男にも女にもモテる人望のあつい男。終始、人々の暮らしの事、日本の将来の事を考える、彼のまっすぐな生き方に大いに感銘を受けました。
今更ながらですが、幕末から明治にかけての激動の世は、今の我々の生き方にも通じるところがあり、非常に興味深い。こんな事なら高校時代にもっと歴史をしっかり勉強しておけば良かった・・・。当時の私は、歴史の勉強から逃げる為に理系に進んだようなもの。今考えれば、折角の学習の機会を逃していた訳で、いやはや勿体ない事をしたものです。
実はNHK大河ドラマをしっかり観たのも今回が初めてでありまして、こんなにクオリティが高いとはちっとも知りませんでした。こんな面白いのならば、もっと早くに観ておくべきだったと反省しかり。何事も食わず嫌いはイケませんな。
今は全47話(約36時間)を観終わって、軽い「西郷どんロス」の状態。今まで一切関心を持たなかった幕末から明治にかけての激動の歴史に、大いに興味をそそられましたよ。次は、大河ドラマ「篤姫」を観てみようかなと考えております。薩摩藩主、島津斉彬の養女である篤姫は、西郷どんと同じ時代を生きた女性。激動の時代を篤姫の視点で観直してみるのも、一興かも知れませんね。
【つづく】
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