日、第4回目の新型コロナ用のワクチン接種を受けて参りました。新しく開発された、ファイザー製オミクロン株対応の2価ワクチン、通称BA.1であります。私の仕事はリモートワークが不能な業態でありまして、私の住む自治体ではエッセンシャルワーカに分類されておりますので、少し早めの接種となった次第です。
私は注射が大の苦手。いい大人の癖に注射針が怖いのであります。さすがに、叫び出すとか泣き出す、なんて事はありませんけれども、針が刺さる部分を直視出来ないんでありますよ。怖くて思わず目を逸らしちゃうって訳。
確かに最近の注射針は良く出来ていて、痛みなんて殆ど感じないのは分かっております。でもね、仮にも金属製の棒状のモノを体に突き立ててるのですから、私に云わせれば、何も感じないってほうが異常だと思うんですがね。
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Yasのオリジナルデザインであります |
それはそうと、私は外見がイカツいので、ほとんどのお医者さんや看護師さんは、私が注射が怖いのだという事を推察してくれません。子供に注射する時って、「ほ〜ら痛くないでちゅからね、ちょっとチクっとするだけでちゅよ、ほらもうお終い」
とか声を掛けてくれるじゃないですか。ああいう声掛けって、怖さを和らげる効果があると思うんですよね。ですから私にも、ああいう優しい声掛けをして貰いたい訳です。何しろ注射が怖くて仕方がないのですから。
以前思い切って「注射が怖いのですが」と看護師さんに云ってみた事があります。そしたら、は?何云ってんの、このオッサン、みたいな目でみられ、私の言葉は完全に無視された上で、ブスっと無言で注射されてしまったのでありました。勿論、看護師さんがそんな暴言を口にした訳ではありませんよ。しかし勇気を振り絞って、「注射が怖い」
と云ったのに、無視するとは、ちょっとヒドいではありませんか。きっと看護師さんには、"つまらないギャグを云う中年のオッサン"としか映らなかったのでしょう。ギャグなんかじゃなくて、マジで怖いのに・・・。
そこで今回の予防接種では、声に出さなくてもしっかりアピール出来るようにTシャツを作ってみたのでした。最近は、こういうオリジナルデザインのTシャツを、1着から拵えてくれる業者さんがあるのですよ。
問診票を提出して、注射ブースに案内されました。ブースで看護師さんに、「はい、上着を脱いで左肩を出して下さい」 と云われましたのでTシャツ1枚になったところ、看護師さんがツボってしまったようで、笑いを堪えるのに必死の様子。プルプル体を震わせながら注射を打とうと試みますが、グムとかグゲとか変な声を出してギブアップ。「お、応援の、か看護師を、よ呼んで、ききき来ます」
と云い残してブースを出て行ってしまいました。
元の看護師さんとともに応援の看護師さんがやって参りました。彼女も明らかに笑いを堪えている様子ではありましたが、プルプルと震える程ではなく、「痛くないですからね、ちょっとチクっとするだけですよ、ほらもうお終い」
と優しく注射してくれました。これなら怖くない!私の目論みは見事に成功したのでありました。
新型コロナのワクチン接種に続いて、来週は季節性インフルエンザの予防接種も予定しておりますけれども、勿論このTシャツを着ていこうと思いま〜す。優しく、シ・テ・ネ!
【つづく】
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