カトラリーはチタンに限るぜ　　

やっぱりチタン製は良いですなぁ

　は材料フェチでありまして、特にチタンが大好き。元素番号22の、鈍く光るあの金属の質感がたまらないのでありますよ。驚くほど軽く、それでいて強靱。宇宙戦艦ヤマトの装甲外郭もチタン製という設定でしたよね。今でこそ値段もこなれてきましたが、私が小学生だった昭和50年頃は、恒星間航行する宇宙船に使われるような、夢の素材だったのです。

　今回購入したのは、チタン製のカトラリーセット。ナイフとフォークとスプーンはフルサイズのモノと比較すると二周りほど小さく、携帯性に優れています。元々アウトドアユースを前提として作られた商品ですからな。箸については特に小ぶりという事はなく、程良いサイズ感。弁当箱用の箸にありがちな、短か過ぎて使いづらいなんて事はありません。重さは木製のモノとほぼ同等で、金属製という感じが一切しないのも高印象の要因です。　しかもチタンの熱伝導率は17J/mKsecで、鉄の4分の1、銅の23分の1。非常に熱が伝わりにくいので、持ち手が熱くならない点も、カトラリーとしては優秀な性能の一つと云えそうです。

　今は夏の繁忙期で、キャンプに行く機会は全然無いのですけれども、逆に物欲だけが昂進中。ま、夏のキャンプはうるさいグループキャンパーが多いし、虫も出るし、私にとって夏はキャンプのオフシーズン。そもそも緊急事態宣言が発出されていてお出掛けそのものが制限されておりますから、仮に繁忙期でなかったとしても出掛けられないのでありますがね。

　キャンプは出掛けるだけが楽しみではありません。今ある道具を整備しつつ、新たな道具を導入し、来たるキャンプの機会に思いを馳せるのも、大いなる楽しみの一つであります。ま、あんまり物欲に走り過ぎるのもアレなんだけどサ。

【つづく】

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