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  洗濯機をオーバーホールしてみた(閲覧注意)  

 

黒いヌルヌルに覆われた内槽

 し前に、「洗濯機の分解清掃承ります」という清掃業者の宣伝を目にする機会が御座いました。お値段は15,000円〜25,000円との事。設置場所などによって変動するようです。これまで洗濯機の清掃なんて考えたこともありませんでしたが、我が程久保基地の洗濯機は既に購入から3年が経過していますので、相当汚れている可能性があります。一応「槽洗浄モード」が用意されていますけれども、満水まで水位を上げて60分間放置するだけの機能に過ぎず、ステンレス内槽の外側と、プラスティック外槽の内側は、そのままではブラシ等が一切入りませんから、どの程度汚れているかは判然としません。かみさんによると、時々洗濯ネットに黒い垢のようなモノが引っ掛かっている事があるそうですし、槽の汚れを疑ってみた方が良いでしょう。

 更に最近、脱水時に頻繁にエラーが発生しているのです。エラーコードはC1、排水エラー。排水系の詰まり等が考えられます。そこで、交換用の新品の排水ホースを用意し、洗濯機のオーバーホールをしてみる事に致しました。

プラ外槽もベッタリです

 給水ホースを外し、軽く脱水運転をして中の水を排出します。その上で電源を外して、洗濯機を横倒しに。洗濯機の裏面に接続されている排水ホースを外すと、こりゃビックリ!ホースの内側にべったりとスライム状のものがこびりついているではありませんか。こいつはカビ等ではなく、おそらくは柔軟剤でしょう。多過ぎた柔軟剤が、排水系に層になって蓄積し、排水不良を起こしていたようです。排水ホースを新品に交換するのは当然として、排水バルブ周りも一旦バラして丁寧に拭いて組み直します。

 想像通り、洗濯場の排水口もべったりでした。こいつはケルヒャーの高圧洗浄機で吹き飛ばします。ケルヒャーのノズルを排水口に差し込んで、ボロ布できっちり押さえ、汚れが飛び散らないように注意しながら作業を進めます。

こんなに綺麗になりました

 排水系が綺麗になりましたので、続いて本体をバラしていきます。寝かせていた洗濯機を元のように起こし、パルセータ(回転翼)を外します。東芝製の洗濯機はセンターのネジをプラスドライバで緩めるだけで簡単に外れますぞ。

 続いて、ステンレス内槽を外すのですが、その為には上部の蓋ユニット及び前面コントロールパネル部を先に外さねばなりません。洗濯機裏側の上部2ヶ所、及びコントロールパネルの向かって右側の隠しネジ1ヶ所をプラスドライバで外します。後はコントロールパネル前部のプラスチック製の爪を外せば、上部蓋ユニットが斜めに持ち上がります。本体と上部ユニットは配線ハーネスで接続されていますから無理に引っ張り過ぎてはイケませんぞ。

 次に、ステンレス内槽の上部のドーナツ型の覆いを外します。これは全てプラスティック製の爪だけで固定されていますので、爪を折らないように一つ一つ優しく外していきます。

 先ほどパルセータを外した部分に、六角のボルト頭が4つ並んでいるのが見えます。M6のボルト4本で、ステンレス内槽とモータとがガッチリ繋がれているのです。しかしよりによって、この重要なボルトが鉄製で、真っ赤に錆びてしまっているではありませんか!天下の東芝たるもの、こんなところでセコく経費節減を狙わないで頂きたいものであります。これだけグズグズに錆びているとなると、12角のめがねレンチでは危険と判断。このネジを舐めてしまうと後の作業がやっかいになりますからな。12角では無く6角のラチェットコマをインパクトドライバで回します。大きな力でゆっくり回すのではなく、小さなトルクで細かく打撃を与える事で、錆びたネジへの影響を最小にしようという作戦です。

 M6の10mmのボルト4本は無事外れました。このネジは再利用せず、ステンレス製の同サイズのモノにリプレースします。それにしても、水中のネジくらいステンレス製を用いて欲しいものであります。

 多少の癒着はありましたが、大きくゴ〜ンとステンレス内槽を叩くと、簡単に内槽が外れました。うへ〜!内槽外側には、想像以上にカビのような黒いヌルヌルが付着しています。ステンレス内槽を覆うプラスチック製の外槽の内側も、同様に黒いヌルヌルがついています。これはひどい。室内干しをすると臭っていたのは、この黒いヌルヌルが原因の可能性が高そうです。

 ケルヒャーの高圧洗浄機で一気に綺麗にします。ステンレス内槽も、プラスチック製の外槽もピカピカになりました。

 外したのと逆順で戻していき、無事に組み上がりました。ついでに洗濯物の偏り検知センサの位置がずれていたのを正常値に戻しておきましたよ。やはり綺麗な洗濯槽は良いですな。以前、頻繁に発生していた脱水時のエラーも出なくなりました。それにしても、洗濯機って3年程度でこんなに汚れるのですね。これからは定期的にオーバーホールしようと思いま〜す。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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