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  AMAZON Fire7タブレットを購入しました  

 

Playストアがインストールされ
汎用Android機として設定完了しました

 MAZONの増税前セールで、Fire7タブレット32GB版を購入しました。定価7,980円のところ、5,480円まで値下げされておりました。約30%Offであります。

 老眼も進み、スマホの画面では普段の調べ物等にはちょっと小さいな、タブレットが欲しいな、と以前から考えていたのですが、Apple製のiPadは何しろ高価でありまして、最も安いモノでも35,000円を越えております。しかも私はAndroidを常用し、Androide用の開発ツールも揃えております故、今まで(こしら)えた様々なユーティリティ群(ちょっとしたアプリ)資産を無駄にしないという観点からも、iPadの導入は遠慮したいところ。とは云えAndroidタブレットは価格的には20,000円台からとiPadよりもリーズナブルではありますけれども、選択肢が少なく、Lenovo製か、HUAWEI製か、後は中国製のノーブランド品ばかり。HUAWEIはセキュリティ上の懸念が残りますし、他の中国製も「子供への贈り物に適当」などと紹介されていて、そんなレビューのモノに20,000円以上も投資するのはなぁ、と云うのが本音であります。

 AmazonのFire7タブレットは、ベースがAndroid OSである事は周知の事実。しかし機能制限が加えられていて、アプリはAmazonのアプリストアからしか導入出来ません。Androidディフォルトである、GooglePlayストアからのインストールが禁止されているのです。そもそもGooglePlayストアアプリ自身がはじめからインストールされていない状態。

 Fire7タブレットを購入しても、そのままでは、Amazonプライムビデオを観て、AmazonMusicを聴いて、Kindleストアの電子書籍を読んで、Silkブラウザでネットを閲覧して、Amazonで買い物をする事しか出来ません。ま、5,480円ですからね。機能制限は、ある意味仕方がありませんや。

 それにしてもGoogle音声検索は使えないは、Googleマップは使えないは、GMailは使えないは、機能制限がキツ過ぎます。Androidとは云えコアモジュールはLinux(UNIX)ですから、PCに接続し、中身を見てみれば何とかなるだろうと判断し、とにかく駄目元で購入してみる事にしました。ま、5,480円ですしね。

 購入して調べた結果、色々な事が分かりましたよ。結論から申し上げますと、Amazon専用機としての機能制限は簡単に解除出来、普通のAndroidタブレットとして使えるようになりました。これで5,480円は超安い!同等品はやはり20,000円台〜30,000円台で販売されておりますからなぁ。尚、ここから先はあくまでも自己責任でお願いしますよ。間違ってもAmazonやGoogleのテクニカルサポートに質問したりしないで下さいね。

 当初は、制約を解除する為にRoot権限(Administrator権限)を奪取したり、ADBコマンドが使用可能なWindowsPC(Android Software Development Kit)を用意したりする必要があるかな、と考えたのですが、実際にはそれ程高度な作業は要求されず、Fire7タブレット(2019Edition)本体のみで完結してしまいました。勿論、Amazonの利用規約に書かれている、システムの改変等には当たらないので、その点は安心して頂いて良さそうです。ただし、Fire7タブレット自体がGoogleの認定を受けていないようなので、Googleとの著作権問題は残るかも知れません。ま、あくまでも個人的な実験という事で勘弁して貰いましょう。

 まずは[設定]-[セキュリティとプライバシー]-[不明ソースからのアプリ]をONにします。こうする事で、特定のアプリストア(Fire7の場合はAmazonアプリストア)からだけではなく、ローカルに置いたインストーラファイル(〜.apk)からのインストールが可能になります。

 Fire7タブレットのFireOSバージョンは6.3.0で、Amazonのテクニカルサポートページの情報によると、これはAndoidバージョン7.2、APIレベル25に相当するとの事。この情報を勘案すると、GooglePlayストア実装の為に必要なインストールモジュールのバージョンは以下のようになります。Androidのバージョンよりも新しいバージョンのモノはAndroidOSに正常に認識されず、インストールが失敗する公算が高いでしょう。逆にインストールパッケージのバージョンが少しくらい古くても、インストール後に適正なバージョンに自動更新されますから、大丈夫。

 私が2019版Fire7タブレットに使用したのは以下のバージョンのインストールキット。ちなみに、これらのAPKファイルは、様々な開発支援系サイトから無料でダウンロード可能ですぞ。

  • Google Account Manager 7.1.2
  • Google Services Framework 7.1.2
  • Google Play services 14.3.66(040300-213742215)
  • Google Play Store 12.0.19-all(0-PR-215617186)

 ここで、注意が必要なのがSDカードの取り扱い。Fire7タブレットにはマイクロSDカードが挿入出来ますけれども、これを、取り出し可能な外付けストレージとして認識させる事も可能ですし、取り出し不能にして内部ストレージの増加分として取り扱う事も可能。セットアッププログラムに従って初期設定すると、内部ストレージとしての使用が推奨されます。実はこうした内部ストレージエミュレータの機能はGoogle Services Frameworkに含まれていますから、SDカードを認識させた後に、上記4つのアプリをインストールすると、GoogleServiceのセットアップが上手く行かなくなってしまうのではないかと思われます。SDカードの実装は、くれぐれも上記4つのアプリをインストールした後にして下さいネ

 上記4つのアプリはこの順番通りにインストールして下さい。これらの4つはレイヤを構成していますので、順番を守らないとインストールが失敗します。これらのアプリは拡張子が〜.APKになっていて、ファイラーからタップする事で起動されます。

 インストーラの指示に従って再立ち上げをすれば、GooglePlayストアのインストールは終了。後は普通にGoogleのアカウントでログインすれば、自由にアプリがインストール出来るようになるという訳。

 結果的に、GoogleMAPも、SonyReader(SONYの電子書籍リーダ)も、Operaブラウザも、Google音声検索も、WikiPediaも、ジーニアス英和和英FullEditionも、大辞林FullEditionも、使い慣れたテキストエディタも、Adobeの画像補正ツールも、青空文庫リーダも、きちんとインストール出来ましたし、私の作ったツール群も全て正常動作が確認されましたよ。

 AMAZON専用の機能制限タブレットFire7が、Android汎用タブレットとして生まれ変わりました。この機能で5,480円!定価で買っても7,980円とは!絶対お買い得だと思うんだけどなぁ。勿論、システムの改変は自己責任でお願いしますぜ!Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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