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  久々にZRX1100号でソロツーリング  

 お出掛け

 曜日に、オートバイのZRX1100号でソロツーリングに出掛けて参りました。私は元々二輪車の運転自体が好きな(たち)。目的地で美味しいモノを食べたり、温泉に入ったり、観光地を巡ったりというツーリング・カテゴリが存在する事は知っていますが、ただオートバイを運転する為に出掛けるのが、私の日帰りソロツーリングの流儀であります。

 とは云え、ただ漫然と距離を稼ぐのは好きではありません。それどころか、高速道路のような直線主体の道はすぐに飽きてしまいます。ま、都市部の渋滞走行に比べればマシではありますがね。要はクネクネとしたワインディング・ロードをキビキビと走るのを好むという訳。そこで今回は、より効率的にワインディングばかりを巡るコースを計画したのでありました。

まずは市街地走行を嫌って、国立府中ICから中央道に上がり、相模湖ICまでワープ。藤野から県道76号をクネクネと道志街道まで南下します。この道は適度なワインディングが続く割には交通量が極端に少なく、快適なのでありますよ。

 青根で道志街道を右折、山中湖方面に向かいます。国道413号、通称道志街道は、オートバイにとってもロードバイクにとってもメッカと呼ばれる道。この日もたくさんのオートバイや自転車が繰り出しておりましたぞ。

 混んでいる道の駅道志には立ち寄らず、そのまま山中湖方面に進みます。朝9時を過ぎ四輪車も増えてきましたから、走行ペースは落とさざるを得ませんけれども、決して詰まってしまっている訳ではなく、まあまあそれなりのスピードで流れております。

 程なく山中湖に到着。平野の交差点を左折してすぐ、更に県道729号に左折、三国峠を目指します。ここのワインディングは本当に秀逸で、気持ちの良いクネクネ道が楽しめます。つんのめりそうな小山(おやま)側の下りで、如何にアクセルを開けられるかどうかが鍵であります。

 小山(おやま)に下って丁字路を右折。500m程して富士スピードウエイ正門前を左折し南下。東名高速足柄SAを目指します。足柄SAはETC専用の出入口、スマートICを備えています。ここから東名高速下り線に入り、御殿場ICを過ぎた辺りで新東名に入ろうという訳。

 新東名を次の長泉沼津ICで降り、突き当たった伊豆縦貫道を左折。沼津・三島の市街地を避け、伊豆長岡まで一気にワープします。長岡ICで降りたら県道130号に右折しすると、海沿いに出ます。三津(みと)浜です。突き当たった県道17号を左折。さ〜てここから大瀬崎(おせざき)までは海沿いのワインディングです。多少路面は荒れ気味ですが、タイトコーナーが連続する海沿いの道をグイグイ進んで行きます。良いなぁ、この後輪をショルダーまでキッチリ使う感じ。大瀬崎を過ぎると道は山の中に入ります。地図上は海岸に近いところを通ってはいるのですが、西伊豆特有の海から断崖が立ち上がっている地形を避けるように、一段内陸の山の中に道が作られているのです。

 戸田(へだ)の出会い岬まで来ると、眼下に海が広がります。戸田(へだ)湾です。戸田の港に向かって一気に下り、戸田三叉路を左折して県道18号に入ります。大川に沿って戸田の市街地をシズシズと進みます。道沿いのお店からの車出入りがありますからな。こういう場所はスピードを出すべきではありません。街が途切れるとワインディングの始まり。比較的道幅のある中低速コーナーをグイグイ登っていきます。私は沼津の出身で、この道は私のホームコースでもあります。見通しの良い連続S字が続きます。こういう場所でセンターラインを割って大きくライン取りする方がいらっしゃいますが、私はいかなる場合でも車線内でのライン取りをモットーとしております。

 戸田峠を頂点として、道は下りに転じます。達磨山レストハウスの前を通り、修善寺までは下りのコーナーが連続。タイトコーナーと高速コーナーが程良くミックスされた良い道です。ここも、如何に下りでアクセルを開けていくかが肝であります。

 伊豆国際カントリークラブを抜け、虹の郷を過ぎたところの信号に到着。何と戸田港からここまで20Kmもの間、信号機が一つも無いのです。修善寺の市街地を避ける為にこの信号を左折。ここも知る人ぞ知る中高速ワインディングなのであります。距離は短いですけどネ。伊豆市狩野川(かのがわ)記念公園のところで国道414号に出て、これを左折。大仁南ICから伊豆中央道に上がり、僅か1Km程走って隣の大仁中央ICで降りて県道19号をサイクルスポーツセンター方面に向かいます。

 県道19号は大きなRのコーナーが連続する緩やかな登り道。ただしここは頻繁にスピード取締りが行われますので、制限速度を守ってしずしずと亀石峠を目指します。通常対抗2車線のところ、登坂車線が現れると狩り場注意。遅い車を一気に抜かそうとするのを取り締まるのが、レーダー取締りのセオリーでありますからな。

 亀石峠から伊豆スカイラインに上がり、熱海峠を目指します。亀石のレストハウス先を道なりに軽く左に曲がると長い直線の登りが見えますけれども、ここは要注意。地元の大仁警察署の狩り場でありますからなぁ。伊豆スカイラインは死亡事故が多発している為に、熱心に取締りが実施されているのです。全域に渡りコーナーが連続する非常に気持ちの良いワインディングなのですが、熱海峠に向かう左手が崖になっていて、下界の景色が綺麗に見えるのが事故多発の原因でしょう。コーナリング中はコーナーの出口を見るのがセオリー。一瞬でも景色に気を取られるのは非常に危ないですから、注意が必要です。何しろオートバイという乗り物は、視線の方向に走ってしまいますからなぁ。という訳で、直線で取締りしても事故は減らないと思うんだけどネ。

 伊豆スカイラインのワインディングを、山伏峠、韮山峠、玄岳と進み、終点熱海峠まで堪能しました。ここからは、突き当たりの県道20号を右折して、十国峠経由で箱根峠に向かいます。

 箱根峠からは国道1号には入らず、芦ノ湖スカイラインを進みます。この道は自動車雑誌やオートバイ雑誌の撮影に使われる事で有名な場所。杓子峠、三国峠を経てワインディングは続き、そのまま箱根スカイラインに入ります。芦ノ湖スカイラインからシームレスに繋がっていますが、別料金。こちらも気持ちの良いワインディングであります。

 箱根スカイラインの料金所を過ぎて、県道401号長尾峠で御殿場に下ります。長尾峠は路面も荒れているし、道幅も狭いですが、下りのタイトコーナーが連続する、まるでスラロームを繰り返すかのような道で、私はここが大好きであります。確か、漫画イニシャルDにも登場していたのではないかなぁ。ドリフト系の四輪車が多く出没しますが、下りできちんとアクセルが開けられれば、オートバイでもこれらのドリフト車について行く事が可能です。四輪のドリフトは派手で格好良いですが、走行ロスも多いのでしょうな。

 長尾峠を下りきって、突き当たりの国道138号を左折。1.5Km程で東名御殿場ICです。ここから僅か1Km東京方面に進むと足柄SA。ETC休日割引料金150円で御殿場の市街地をワープ出来ると考えれば、安いものと申せましょう。スマートICで高速を出て、富士スピードウエイ方面に向かいます。

 さて、今朝下った三国峠を今度は登ります。ZRX1100号は比較的低速トルクがあるオートバイですから、登りの低速コーナーはお手の物。400ccクラスでは気を抜くと失速しそうなタイトな登りヘアピンでも、アクセルを開けるだけですぐにスピードが乗りますからなぁ。ただしワイドに開け過ぎると後輪が滑りますので、その点は注意が必要です。

 山中湖からは道志街道で戻ります。藤野方面に左折せず、青山の交差点まで一気に進みます。橋本の市街地を避ける為に三ヶ木を左折して相模湖方面に進み、阿津から千木良(ちぎら)に抜けて、国道20号大垂水峠を越えて、無事帰宅しました。

 総距離350km超。徹底して市街地を避け、峠道を渡り歩く、ワインディング三昧のソロツーリングでありました。あ〜楽しかった!Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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