縄文・弥生・古墳・飛鳥・奈良・平安・鎌倉・室町・戦国・江戸・明治・大正・昭和・平成と、日本の通史として主たる流れについて一気に書かれている本書ですが、一般的な歴史教科書の記述と異なる論を展開している部分も多数存在します。ネットでの評判は完全に二分されている感じで、べた褒めする読者も居れば、根拠のない偏った記述だとする否定意見もあり、ある意味、中々盛り上がっているようです。 そもそも歴史認識について国籍や立場によって解釈が異なる点が存在するのは、ある意味当たり前の事。それを一々「ソース出せ」(情報の出所を明らかにせよ)と突っかかるのも、読者として少し大人げないような気もしないではありません。ただし作者である百田氏がかなり
「日本国紀」という書名が ペイトリオット(愛国者)とナショナリスト(民族主義者・国粋主義者)を明確に区別しない風潮の強い集団に対して、「日本国紀」を提示する行為は、右翼的な意見の発露と捉えられがちなのは想像に難くありません。しかしあまりカリカリせずに、一つの解釈としての日本の通史、または一種の歴史小説として読む分には、楽しく読む事の出来る作品ではあります。それにしても特に明治以降の記述については、虎ノ門ニュース的と云うか、月刊HANADA的と云うか、独特の雰囲気はプンプン匂いますから、この手の
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