近のお若い方は、「倉庫番」というゲームをご存じないかも知れませんなぁ。
壁、荷物、ゴール地点、倉庫番(人間)からなるフィールドで、上下左右に移動可能な倉庫番を使って、全ての荷物をゴール地点に運ぶパズルゲーム。進行方向に荷物がある場合で、その先に他の荷物や壁がない時、その荷物を押す事が出来る。荷物を引く事は一切出来ない。
こうした簡単なルールながら、詰将棋的な要素が大きく中々面白いのでありますよ。このゲームの歴史は古く、私がこのゲームで初めて遊んだのは、高校3年の頃、SHARP製MZ-2000版であったと記憶しています。MZ-2000とはザイログ製Z80CPU搭載のマシンです。あの頃はまだパソコンと呼ばずマイコンと呼ばれておりました。秋葉原がオタクの殿堂ではなく、まだ正当な電気街であった頃。任天堂ファミリーコンピュータ(ファミコン)が発売される前のお話です。
Android版倉庫番Touch2.9.2のクレジットにはSince 1982 との表記があります。実に36年前のゲーム!!。画面は多少きれいになり、マルチタッチにも対応して操作性は向上していますが、ゲームの基本設計自体には何の変化もありません。何を今更そんな古いゲームを、と仰る方は、一度遊んでみて頂きたい。これがハマるのでありますよ。
いい歳したオッサンが36年前の古いゲームで遊んでいる、というお話でありました。いやマジで面白いんだってば。
【つづく】
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