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檜原村の蕎麦処みち子にて |
こ半年ほど全然ロードバイクに乗らない日々が続いておりました。何かの加減で一度乗る事から遠ざかってしまうと、ちょっと出掛けるにしても、大層億劫に感じてしまうものであります。体は正直なもので、体重もだいぶ増えてしまいました。
そもそも私はダイエットの為に自転車に乗り始めた訳ではありません。単に自転車で出掛ける事が楽しかったに過ぎないのであります。あの頃の、時間を見つけては毎日のように自転車で出掛けていた事が、懐かしく思い出されます。
久々にサイクルジャージとレーパンに身を包み、リハビリ走に出掛けてみました。羽村にある、玉川上水の取水堰への往復であります。多摩川サイクリングロードはほとんど起伏が無く、ロードバイクはスイスイ進みます。この特有の走行感覚を忘れていましたよ。嗚呼、自転車って楽しいなぁ。結局この日は平地を50Km弱走っただけでしたが、自転車の楽しさを思い出せただけでも十分な成果でありましょう。
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檜原村では
藤が見頃をむかえています |
ゴールデンウィーク終盤の金曜日、檜原村の時坂峠の蕎麦処みち子へ出掛けてみる事にしました。サイクリングとしては大した距離ではありませんけれども、今のなまりきった私には十分な負荷であります。浅川サイクリングロードを西進し八王子を目指します。途中2ヶ所ほど浅川沿いの道路を工事していて、迂回を余儀なくされました。しばらくこちらには来ていませんでしたから、浅サイの工事の状況も全く知りませんでしたよ。やはりこまめに走り回らないとダメですなぁ。
八王子市役所を過ぎて、陣馬街道に入ります。川原宿の交差点を右折し、武蔵五日市に向かいます。多少のアップダウンはありますが全体としては登り基調。ブランクの割には楽に進む事が出来ましたよ。武蔵五日市からは、一路、檜原村を目指します。5月とは思えぬ陽気で、日焼け止めを塗ってこなかったのが悔やまれる位。
檜原村役場の丁字路を右折します。程なく時坂峠入口の豆腐店ちとせ屋が見えてきました。いよいよここからが本格的な登坂となります。インナーローに一枚残して、トコトコと高度を稼いでいきます。ハアハアと息が乱れます。こんな風に心肺系に負荷を掛けたのは本当に久しぶりです。汗が吹き出ます。新緑の中をひたすら高度を稼いでいきます。一枚残していたギアも、早々にインナーローに落ちてしまいました。ひゃあ、キツい。それでも足を着かずに微速で登っていきます。体力が落ちただけではなく体重も増えておりますからなぁ。とても以前のようには登っていけません。それでも何とか足つき無しで峠の茶屋に到着しました。
久々のみち子の蕎麦は美味しゅう御座いました。ここの天麩羅って、格別なんだよなぁ。
檜原村は標高が高いせいか、今が藤の最盛期であります。下界よりも1〜2週間遅い感じ。あちこちに自生する藤の花を眺めながら、武蔵五日市まで戻って参りました。ここからは睦橋通りで帰ります。福生南公園から多摩川サイクリングロードに入り、万願寺基地に帰着するまでの走行距離は80Km弱でありました。
まだまだリハビリ走の域を出ませんが、今後、徐々に体を慣らしていこうと思いま〜す。
【つづく】
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