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  大山の阿夫利神社に行って参りました  

 お出掛け

ケーブルカーは長蛇の列です

 間様は三連休だというのに私は勤労感謝の日は仕事でありまして、単なる土日のお休みに過ぎませんでしたが、そもそも土日をフルに休める事が最近とんと無かったもんですから、それだけでも嬉しいったらありゃしない。土曜日は家の野暮用を片づけたりして忙殺されてしまいましたけれども、日曜日は朝から大山にハイキングに出掛けてみたのでした。大山は伊勢原の阿夫利(あふり)神社のある山であります。山号は雨降山(あふりざん)。海風による上昇気流で、山頂はしょっちゅう雨が降っているからとお聞きしましたよ。丹沢山系に属し、ヤビツの一筋東側に当たります。

 小田急で伊勢原駅に到着したのが午前9時。既に駅前のバス乗り場は長蛇の列になっています。大山はちょうど紅葉の最盛期を迎えていて、しかも三連休の中日とくりゃ、混むのはいわば必然と申せましょう。でも心配は無用。事前にネットで調べた通り、この日は大山行きの臨時バスが大増発され、5分毎のシャトル運行ですからね。長い列の割に、バスにはすぐに乗れ、20分程で大山ケーブル入口に到着しました。

下社の周りは紅葉真っ盛りです

 バスを降りると、独楽参道を通って、ケーブルカーの駅に向かいます。坂道の両側に土産物屋が立ち並ぶ、風情がある参道です。大山は、独楽(こま)や豆腐や伽羅蕗(きゃらぶき)が名産であります。お土産は帰りに物色する事にして、先を目指します。

無事頂上に到着しました

事前の混雑情報の通り、大山ケーブルの山麓駅は人で溢れかえっていました。いつ乗車出来るか分からない程。ケーブルカーを待っている方のほとんどが軽装で、おそらくは阿夫利(あふり)神社下社(しもしゃ)にお参りするのが目的でしょう。実際、紅葉が素晴らしいのは下社近辺に限られていますしね。私は山頂の奥の院を目指す心算でトレッキングシューズを履いてきましたから、ケーブルカーには乗らず、迷わず徒歩で下社を目指す事にしました。

 ケーブルカーの山麓駅から登り始めるとすぐに男坂と女坂の分岐が現れましたので、迷わず右側の男坂を選びます。急な階段が多いルートですが割と歩きやすいキチンと整備された道です。といってもハイヒールでは無理ですがね。下社までのコースタイムは40分となっておりましたけれども、トコトコといつものマイペースで歩いて、30分弱で下社に到着しました。

 たくさんの人でごった返す下社の左脇を抜けて、登山道に入ります。大山の登山道は、まずは急な長い石の階段で始まります。下社の喧噪が嘘のよう。空気が清冽になった気がします。階段の周りは綺麗に紅葉していて、一見の価値ありです。下社の周りは広葉樹が多く綺麗な紅葉が見られるのに対し、登山道を登り始めると、ほとんどが針葉樹に変わりますから、紅葉見物が目的なら下社の周りがオススメですぞ。

 涼しい空気の中、山頂に向けて快適に高度を稼いでいきます。ハイキングシーズンのしかも三連休の中日ですから、いつもより多くの人々が登山道に出ています。所々狭くなっている部分では渋滞も発生したりしている程。特に先を急いでいる訳ではありませんけれども、自分のペースが乱されるのが嫌で、ちょっと広くなっている部分で積極的に追い越しを掛けながら、テンポ良く登っていきます。下社から登り始めてちょうど1時間で山頂に到着。さすがに雨降山(あふりざん)という山号は伊達ではなく、山頂は霧雨でした。

 奥の院にお参りして、雨の中そそくさとオムスビを食べて、すぐに下山します。この登山道はガレ場区間が長く段差も大きいので、登りよりも下りの方が疲れます。今回は、モンベル製のストックを持ってきて正解でした。下りではストックや杖がないと腿やふくらはぎへの負担が大きく、スクワットをしているのと変わりませんからね。

 程なく下社に到着。水筒に御神水を詰め、蝋燭(ろうそく)を奉納してきました。下社の周りは相変わらずスゴい人出。下りのケーブルカーも1時間近く待つようです。10月から投入された新型車両に乗ってみたい気もしないでも無いですが、長時間待つのは嫌だしなぁ。結局、ケーブルカーをあきらめ、朝登ってきた男坂を下ったのでありました。

 独楽参道で伽羅蕗(きゃらぶき)を買い求めました。試食してみたところ甘じょっぱい味で、ご飯が進む事うけあいです。Kazちゃん、またご飯食べ過ぎちゃうね。

 落語の大山詣りでも有名な大山。中々オススメのハイキングコースでありますぞ。皆様も是非どうぞ。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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