たくさんのキノコたち　　

　のこむぎと散歩に出ると、秋の気配が急に濃厚になってきた事を感じます。特に多摩動物公園の裏山を歩いている時その傾向は顕著です。ドングリは落ちていますし、夏に比べて雑草が減って歩きやすくなりました。しかし何と云っても、秋を感じさせる最右翼はキノコでありましょう。

　中には食用に適するモノがあるのかも知れませんけれども、キノコに関する知識が乏しく、怖くて食べる事など出来ません。図鑑で調べるという手もあるでしょう。しかしどの書籍も素人判断に対して警鐘を鳴らしています。食用キノコにそっくりな毒キノコが存在する為に、単にキノコの姿形で判断するのではなく、生えている環境や時期によって総合的に判断するべきと書かれていますしね。

多摩動物公園の裏山には、たくさんのキノコが生えています。

　八ヶ岳高原ライン沿いにあるジビエ料理の仙人小屋で、キノコずくしの定食を頂いた事があります。山で採れたキノコをふんだんに使った料理の美味しい事と云ったら！あれを考えると、自分で食用のキノコが採れたらなぁと考えないでもありません。かみさんの父親はキノコ採りの名人でありました。既に他界していますが、こんな事なら生きているうちに、キノコについてきちんと教わっておけば良かったと思います。

　食べられはしないまでも、キノコが生えている様を見るだけで秋の雰囲気は十分に感じられます。ついこの間まで夏だったと云うのに、これからは一雨ごとに秋が深まっていくのでしょうなぁ。

【つづく】

「あれこれ」の目次に戻る