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| 仙人小屋の店内 |
しみにしていたグランフォンド八ヶ岳。自転車仲間のともちん氏と前日の土曜日に清里入りし、事前エントリを済ませたまでは中々の好天でありました。しかし報道によりますと台風がまっすぐこちらに向かっているというではありませんか。前夜の時点での天気予報では、荒天であるのは間違いなさそう。取り敢えず明朝の状況を見て、出走するか否かを決定する事にして、早めに就寝致しました。
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| 鹿のレア・ロースト定食 |
朝4時起床。窓から外の様子を見ますと、真っ暗な中バシャバシャと音を立てて雨が降っています。こりゃ駄目だ〜。今年で6年目となるこの大会、連続出場記録が途切れてしまうのは惜しいですけれども、安全と健康の確保が第一であります。雨の日はブレーキの効きが極端に悪くなるにも関わらず、スタート直後小淵沢への長い下り坂が待ち構えているのです。路面が比較的荒れているこの道は、晴れの日ですら、ちょっと怖いくらい。今日は雨で視界も悪いだろうし、いやマジで事故の危険すらありますぞ。そもそも気温も低く、濡れた体では低体温症の恐れも否定出来ません。根性無しと云われようが、ここはDNS（DoNotStart：出走せず）が正解でありましょう。いわゆる大人の決断ってヤツであります。
ともちん氏と打ち合わせて早々にDNSを決めた我々でありますが、一気に暇になってしまいました。当初の予定では朝4時45分に宿を出発し、5時からスタート待ち。7時にスタートして、午後まで八ヶ岳山麓を走り回って、ゴール後温泉に入り、贅沢にもう一泊して、月曜日に悠々と帰京する筈だったのであります。宿をドタキャンする訳にもいきませんし、だとすると今日一日暇になってしまいました。さて何をして過ごしましょうか。
ところがそこはさすが屈指の保養地、清里であります。甲斐小泉の平山郁夫シルクロード美術館を見学し、ちょうどたまたま館内で行われていたジャズのミニコンサートを堪能。その後、ジビエ料理で有名な仙人小屋で、茸の天麩羅と鹿のレア・ローストを頂いて、高根の湯にゆっくり浸かっていたら、既に午後4時前。思いがけずノンビリと過ごす事が出来ましたよ。
さすがにこの雨の中、連泊する客は我々だけのようで、日曜の夜、宿は貸し切り状態でありました。自転車では1mmも走りませんでしたけれども、久々にゆったりとした時間を過ごす事が出来て、これはこれで大満足なのでありました。
ともちんさん、2泊3日で遊んで頂き有り難う御座いました〜。来年の第7回グランフォンド八ヶ岳は、いい天気でありますように！
【つづく】
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大雨故に出走せず 
