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浅草寺は多くの人で
賑わっておりました |
曜日にかみさんと出掛けて参りました。浅草は暑かった〜。特に用事が有ったという訳ではありません。現在は夏の繁忙期で日曜日しか休みが取れませんので、貴重な休日を家でゴロゴロ過ごしては勿体無いと考えた次第。ま、いつもの夫婦でデートってヤツでありますよ。
日野から浅草へは、京王線で新宿に出て、そこから総武線で浅草橋へ行き、都営浅草線で浅草に向かうのが最短経路であります。ところがこの日は、浅草橋まで行かず、手前の秋葉原で山手線に乗り換えて、隣の御徒町で下車。かみさんが新しい財布が欲しいと云うので、アメ横に寄ってから浅草に向かおうという作戦であります。かみさんはブランド物には全く興味がありません。ブランドに関係なく良い物を安く、という話であれば、御徒町から上野まで続くガード下にある、ゴミゴミとした商店街での買い物がうってつけでありましょう。
表は直射日光が当たって相当な暑さですけれども、ガード下の商店街はエアコンが効いていて、快適にウィンドウショッピングが楽しめます。革製品の専門店をいくつか見て、お気に入りの革の長財布を見つけたようです。定価は税込みで12,960円ですが、表示価格は7,600円。既に41%オフの状態です。これでも十分お安い訳ですけれども、ここはアメ横、値切らず済ます訳には参りません。結局、税込み6,900円にまけて貰いました。結果として驚異の46%オフであります。滑らかな本革製で、縫製もしっかりとしています。ポケットも多くて使いやすそう。気に入ったのが有って良かったね、Kazちゃん!
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レストラン聚楽の、しびれ豚丼
すごい大盛りです |
目的の買い物が済んで、上野駅に移動します。それにしても今日は暑い!きっと35度位有るのではないでしょうか。途中の、アメ横の八百屋でカットフルーツを売っていましたので、私はパイナップル、かみさんはメロンを購入。暑い日の冷たいフルーツは最高であります。それぞれ100円、計200円はリーズナブルですなぁ。
上野からは、地下鉄銀座線で浅草へ。雷門から入ると、仲見世商店街は相変わらずの人出。まずは雷門横の黒田屋を冷やかします。ここはいわゆる紙屋さんで、和紙製品を中心に、版画や絵画まで扱うお店。無論、高価な絵は目の保養に留め、購入したのは絵葉書だけですけれどもね。こうしたベタな純和風の絵葉書って、外国人の友人に出すと大喜びされるのですよ。
黒田屋を出た後は浅草寺に向かいます。途中、バラ売りの人形焼き、揚げ饅頭、冷茶などを頂きながらしずしずと参道を歩いていきます。やっぱ浅草といえば買い食いっすよね。外で食べると室内で食べるより何倍も美味しい気が致します。
お線香を買って奉納し、本堂に上がります。わぁ。灼熱の参道と比べて本堂の中は別世界のよう。エアコンも無いのに、涼しい風が吹き抜けていて、一気に汗が引いていきます。こういう昔の建造物って、夏でも涼しいですよね。エアコンがなければ居住不能な現代建築と比べて、昔の建物の方がエコという面では数倍進んでいる気がします。
お参りを済ませた後は、花やしき遊園地の横を通って、伝法町通りを進みます。実はここでの目的はタワシ。伝法町通りにある「かなや刷子店」のタワシは肌理が細かく、これで肌をゴシゴシこすると、角質が取れて、いわゆる垢擦りの効果が得られるとの事でありますよ。大型の亀の子タワシ800円也。タワシとしちゃ高価いですけれども、ま、話の種ってやつですな。
そうこうするうちにお腹が減って参りましたので、JRAの場外馬券場の前を抜けて浅草駅の方に歩いていきます。場外馬券場の周りは昼間から焼酎やホッピーや生ビールで一杯やってるおじさんがたくさん居ます。この暑い中ビール飲んだら美味いだろうなぁ。でもこの近辺は、食堂というより居酒屋という風情の店ばかりで、肴には困らない代わりに、あまりお腹に溜まらなそうな副菜ばかり。お腹がペッコペコだった私とかみさんは、居酒屋には入らず、新仲見世通りに移動する事にしました。
メニューに対するさしたるアイデアも無かったので、レストラン聚楽に入りました。上野にあるあの有名な聚楽の浅草店であります。昭和の雰囲気満載のこの店、ハヤシライスとかオムライスとか、洋食を中心に、何でも置いてありますからね。この日我々の目を引いたのは、「しびれ豚丼」。山椒を掛けて頂く豚丼です。こってり甘辛のタレがからんで、見るからにボリューム満点!豚肉にはビタミンB群もたっぷり含まれますから、美肌効果も有りますし、夏バテにも効きそうであります。
ところが出てきた実物を見てビックリ!!まさにメガ盛りだったのであります。非常に美味しい豚丼ですが、ご飯だけで1合半弱!その上にこれでもかという量の豚の焼き肉が・・・。私は何とか完食しましたけれども、さすがにかみさんは食べ切れず、残してしまいました。いやぁあんなに良い味なのですから、量を半分にしてくれるだけでとても美味しく頂けるのに・・。若い衆の多い渋谷や原宿で出すのならともかく、比較的、客の年齢層の高い浅草で、あの量は完全に過剰でありましょう。皆様も浅草新仲見世通りのレストラン聚楽にお出掛けして豚丼をご注文される際は「小盛りでお願いします」と伝えるのをお忘れなく(笑)。
暑い中、御徒町と浅草をちょこちょこ歩いただけでしたけれども、これはこれで楽しゅう御座いました。かみさんは財布、私はタワシをゲットしましたしね。Kazちゃん、もう少し涼しくなったら、また浅草行こうネ!
【つづく】
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