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  江戸東京たてもの園に行ってきました  

 お出掛け

記念撮影用のパネル
他の展示物は
当然ながら
撮影禁止であります。

 の繁忙期の合間を縫って、小金井にある江戸東京たてもの園に行って参りました。勿論、かみさんも一緒でありますよ。広大な都立小金井公園の一角に位置する江戸東京たてもの園は、都内の歴史的建造物を移築してきて保存しようという、都立の博物館であります。実はちょうどこの週末から特別展として「ジブリの立体構造物展」が開催されておりまして、これを目当てに出掛けた訳であります。

 特別展は主にジブリのアニメーション制作に使われた背景用のセル画の展示の形式が取られています。更にこうしたセル画に加え、画用紙に書き殴っただけのラフスケッチと云いますか絵コンテと申しますか、一種の指示書のようなものも展示されています。一見ラフなスケッチも、デッサンがしっかりしているのが分かります。ああ、ジブリの作品はこうやって作られていくのだなぁ。これはマニアにとってはまさしく垂涎の展示でありましょう。

都電7500系
車内に入る事が可能

 アニメ作品は当然のごとく動画でありますから、背景の一部をじっくりと観る事など普通はありません。しかし、背景用のセル画をじっくりと眺めてみますと、そのあまりの細かさ緻密さに圧倒されてしまいます。動画となったら誰も気にする事など無いような細かい部分にもしっかり手が入れられており、必要に応じてきっちりと時代考証処理が取られています。例えば何気ない昭和の風景の電信柱の広告とかネ。こうした過剰とも云える品質へのこだわり精神が、ジブリのジブリたる所以なのかも知れません。

 セル画以外にも、千と千尋の神隠しに出てくる湯屋の建物の立体模型など、見所満載であります。それにしても、絵が上手い人って本当に羨ましい。私は絵を描く事が不得手で、だからこそこうしたスキルの高いアート作品に対する憧憬はつきないのでありますよ。

 特別展が開催されて初めての土日という事もあり、ジブリの立体構造物展はかなり混んでおりました。それでも全ての展示物をゆっくり観る事が出来ましたから、私としては大満足なのであります。

 一旦展示館の外に出て、たてもの園本来の常設展示を見物しながら園内を散歩します。ここ江戸東京たてもの園は、林の中に点在する形で古い建物が移築されています。また東側エリアは敢えて昔の街並みが再現されていて、ノスタルジックな郷愁を誘うの一角となっています。酒屋、銭湯、仕立て屋、傘屋、居酒屋、小間物屋、金物屋、薬屋などが立ち並ぶ一角に立つと、あたかも自分が昭和初期にタイムスリップしたかのような不思議な感覚にとらわれます。

 路面電車が展示されている横は、ちょっとした広場になっていて、ここでは昔ながらの「遊び」が楽しめるようになっています。う〜む懐かしい。まずは竹馬にチャレンジです。本来竹馬は裸足で乗って、足の親指と人差し指で竹を挟んで姿勢を安定させるモノ。この日はワザワザ靴を脱ぐのも面倒だったので靴のまま乗ってみました。裸足であれば片足ケンケンも楽勝なのですがね。それでも普通に安定して歩けましたよ。ほとんどが小学生とその若いお父さんたちの中、竹馬に乗る48歳のオサ〜ンは目立ち度満点でしたけれども、子供たちにしろ若いお父さんにしろ、竹馬で遊んだ経験など皆無なのでありましょう。ほとんどの方が上手に竹馬に乗れない中、いい気になってパコパコ歩いておりました。う〜む、大人げないのは分かっちゃいるけど、ちょいと良い気分。

 続いて独楽(こま)回しであります。これもベイブレードしか知らぬお若い世代と、我々オサ〜ン世代ではその差は歴然。そもそも紐の巻き方からなってねぇぜ。こちらも独壇場でありました。

 小金井までジブリの特別展を見に行って、竹馬と独楽回しで自らの昭和人っぷりをアピールしたというお話で御座いましたとさ。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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