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Panasonic VIERA TH-50A300 (50V型) |
は地上波テレビ放送があまり好きではありません。勿論映画などの映像作品は大好きですよ。DVDは年間50本以上観ますし、映画館にも年間10回は確実に出掛けています。その代わりと云っては何ですが、地上波のドラマとかバラエティには、全く興味が湧かないのであります。
NHK-BSプレミアム(旧BSハイビジョン)のコズミックフロントは大好きで毎週木曜の放送は全て録画して観ています。単発でNHKアーカイブズも録画致します。リアルタイムに地上波放送を観るのは、ニュース位ですので、地上波テレビ放送が観れなくても、あまり問題無いと思っていたのでありました。
逆にかみさんはテレビ放送が大好き。彼女が家にいる間、テレビは常にオンの状態になっています。その癖、真剣に番組に集中する事は稀で、いわばBGM(バック・グラウンド・ムービー)としてテレビが灯いていないと落ち着かないみたいなのであります。
先週、何の前触れもなく、シャープ製の液晶テレビAQUOSが立ち上がらなくなってしまいました。電源を入れると、立ち上げ動作中にシステムエラーが発生してダウンしてしまう感じの症状。最近のデジタル機器にはASIC(特定用途向け専用集積回路)が多用されているのが普通ですから、単純な電源接触系トラブルをのぞき、テスターでちょこっと調べて原因を特定するといった具合にはいかないのです。最低でもオシロスコープで通信波形を取る必要があります。そもそも汎用チップではなくASICを使われてしまっている以上、波形が取れてもそのチップの仕様書がなければ手も足も出ません。結局はメーカー修理に頼るしかないのであります。
しかもうちの液晶AQUOSは購入から既に7年以上経過していて、メーカーに部品があるかどうかも怪しい状態ですから、ま、ここは素直にあきらめて、新しいテレビに買い換える事にしました。修理費を掛けても別の部分の故障が発生する確率は高いでしょうし、全体として液晶パネルの値下がりは著しく、修理よりも新品購入の方がリーズナブルである事は間違いありますまい。ネットで確認したところ、折しもビックカメラ.comでパナソニック製品のセールの真っ最中。これはナイスなタイミングであります。結局、Panasonic
VIERA TH-50A300を購入する事にしました。LEDバックライト液晶の50インチ・フルハイビジョン機が8万円台なら、ここは速攻買いで間違いないでしょう。うちのCATV(ケーブルテレビ)のセットトップボックスもパナ製なので、同じパナ同士、HDMIケーブルで接続するだけで勝手に自動連携してくれるのも魅力であります。
注文してから納品されるまで2日間、テレビの無い生活を強いられる事になりました。当初はテレビ好きのかみさんがすぐに音を上げると思っていたのですが、意外や意外、テレビが無いなら無いで、彼女、本を読んだり編み物したりして、それなりに何でもなく生活しているではありませんか。
夕飯時も、テレビが無いと当然の事ながら会話が弾みます。かみさん本人も、自分はテレビ好きだと認識していたようなのでありますけれども、実際の所それは単なる習慣であったに過ぎず、決してテレビ依存症では無かった事が判明致しました。それどころか、部屋の照明を暗めにし、音楽を低い音量でかけて、ゆったりと会話を楽しむ喜びに目覚めてしまった様子。既に新しいテレビは導入されましたが、これからはなるべくテレビをオフにする時間を増やしていこうネ、という意見で一致したのでありました。
【つづく】
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