ボンの中にシャツを入れるか、それとも外に出すかは、私にとって比較的重要な問題であったりします。インかアウトかと問われれば、勿論イン派。オサ〜ン臭いとか、昭和の香りが漂うとか、様々なバッシングが存在する事は知っておりますよ。しかし、ズボンの外側にだらりとシャツを出す行為に嫌悪感すら感じるのであります。あれって相当だらしなくね？
スーツを着てもゴルフに行っても、シャツをインするのは常識中の常識。やはり身だしなみに関する世界のコモンセンスは圧倒的にインだと思うのですが、残念な事に、日本においてイン派は、今やマイノリティに成り下がったと認めざるを得ません。勿論、必要以上に意固地に頑張っちゃってる訳ではなく、休日の外出時は涙を飲んでアウトしております。ま、これでも一応、常識的な大人ですからなぁ。それなりの意見があるとは云え、世の趨勢に逆らってまでイン派を突き通す程の決意もポリシーも持ち合わせておりませんからね。
格好の問題はさておき、保温性という面では、我々イン派は、圧倒的な優位に立っている事は間違いないでしょう。昔々幼少の頃、お腹を冷やさないようにしなさいと云われて育った私としましては、パジャマのズボンの中に上着を入れるのは実に自然な事であります。あのですね、パジャマこそ完全なる部屋着であり、誰に見せようという訳ではないのです。ファッション性は全く求められていない正に機能ウエアなのですから、実用性を最優先に考え、インすべきは当然ではありませんか。
嗚呼それなのに、うちのかみさんときたら、私がパジャマのズボンにインする行為をみて、「まるで昭和の人みたいだねぇ」って私の事を嗤うのでありますよ。ちぇ、自分だって私と一歳しか違わない癖に〜。特に急に寒くなってきた昨今、ズボンにインして布団に入るとポッカポカで冷え知らず。インすればこんなに快適なのに、ツマラナイ見栄で風邪を引いても知らないからな〜！
【つづく】
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インかアウトか 
