切り直後の日曜日に、宮崎駿監督アニメーション作品「風立ちぬ」を観に、かみさんと一緒にワーナーマイカルシネマズ多摩センターに行って参りました。おっと、そうそう、7月1日から経営統合されて、ワーナーマイカルではなく、イオンシネマになったんだっけ。ま、資本関係が変わってもこちらにはほとんど影響ないんですけどね。
インターネットの予約サイトを覗いてみますと、いつになく混んでいます。そこで吝嗇な私たちにしては珍しく、通常席ではなく、500円高価いゴールドクラス席を奮発してみる事に致しました。
通常の入り口とは別のエレベータで、ゴールドクラス専用ラウンジに上がります。フリーのドリンクを頂いて奥の扉をくぐると、そこはいきなりシアターの上階部。専用ラウンジは、3階の特別席に直結しているのであります。
通常の座席よりも、かなりゆったりとした椅子です。座席は独立した二人掛けになっており、隣のお客さんとは多少の距離が取られています。今まで勿体ないからと、ゴールドクラス席ではなく通常席ばかり使ってきましたが、横の座席との間隔も広く前席との高低差も大きいので、周りの観客がほとんど気になりません。
零戦開発者の堀越二郎の生涯と、堀辰雄の「風立ちぬ」の小説世界とを融合させた、はっきりと大人向けのこの作品でありますが、夏休み封切りのジブリアニメという事で、おそらくは子供向けの作品と勘違いされたのでしょう、階下を見ますと、小さなお子様を連れたご家族が多数入場しておりました。
映画が始まってしばらくすると、階下の席が次第にざわついてきたのを感じます。子供たちが飽きてしまったのかも知れませんね。こういうレベルの高いヒューマンドラマを小学生に理解しろと云うのは、所詮無理というモノ。しかし、そのざわつきも、3階のゴールドクラス席まではほとんど届きません。実に快適な視聴環境であります。いやあ、思い切って奮発した甲斐がありましたよ。
いままで500円のエクステント・フィーをケチって、利用を避けていたゴールドクラス席。こんなに快適だったとは!!今後はかみさんとのデートの際に、ちょくちょく使ってみようと思ったのでありました。
あ、ところで宮崎駿監督アニメーション作品「風立ちぬ」、なかなかの出来でありましたよ。映画のあらすじを話してしまうような愚は犯そうとは思いませんので、詳しい説明は勿論割愛させて頂くとして、ご夫婦や恋人同士で観に行く事を、是非ともおススメしたい映画であります。
【つづく】
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