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ブリジストン・スニーカーライトSNL187 |
の自転車仲間であるoshitaさんは、クロモリのビンテージ系ロードバイクと、カーボン製のビュンビュン系ロードバイクを所有し、かの東京−糸魚川ファストランの完走も果たしている、硬派なサイクリストであります。伝え聞くところによりますと、最近そのoshitaさんが、ミニベロ欲しい病に罹かっているというではありませんか。あ、ミニベロとは小径の自転車の事でありますよ。
そもそもロードバイクは、舗装路における走行性能を極限まで高めた自転車。それを2台も所有している上に、更に小径車が欲しいとは!どんな小径車も走行性能はロードバイクにかなわないのは自明の理だというのに。唯一の利点といえば、輪行が楽な点でありましょうか。しかしそれとてロードバイクでも十分に可能な事。ロードバイクはホイールを簡単に外せますから、その状態で袋を被せれば、電車などの公共交通機関での移動が可能になります。ミニベロは、それが多少楽になるというだけの自転車に過ぎないのであります。
ところがまわりを見渡してみますと、ロードバイクを所有しつつ小径車もお持ちの方は意外にたくさんいらっしゃるのでありました。ともちんさんはBD-1を、うり坊さんはKHSを持っていらっしゃる。友人Kさんは最近ブロンプトンを購入されたそう。聞くところによると実はリロウィンさんも小径の折り畳み自転車を持っているというではありませんか!あり?もしかして持ってないのって、oshitaさんと私だけ?
私、ピンクちゃんを購入してから、輪行した事が一度も無いのであります。ロードバイクの輪行は、傷がつく事を覚悟しなければなりません。外したホイールとフレームが干渉して小傷が出来るのなんて、ある意味当たり前の事。ピンクちゃんのため息の出るような美しい塗装に傷がつくなんて耐えられる筈がないの、分かって頂けるでしょ?むむ〜。そう考えると、小傷を気にせず気軽に輪行可能な、折り畳み小径車、いわゆるフォールディングバイクも、ちょっと良いかも知れませんな。というか、かなり魅力的。いやいやはっきり言って欲しいですわ。うわぁ、猛烈に物欲が盛り上がってきましたぞ。欲しいよぅ欲しいよぅ、フォールディングバイクが欲しいよぅ。私だけが欲しいんじゃないんだよぅ。みんな持ってるんだよぅ。持ってないのは私だけなんだよぅ!
みなさまに告白申し上げます。初めはちょっと話を聞きに行こうと思っただけなのでありますよ。別にすぐに買うつもりなんかありませんでした。いやホント。でもマングに行ったら、つい発注してしまいました〜。ブリジストンのSNL187、通称スニーカーライトであります。色はライムグリーンで外装7段変速。アルミフレーム、アルミホイールですから車重は11Kg台に抑えられています。こいつのチューブをフレンチバルブ形式に、ペダルをSPDビンディングペダルに変更をお願いしました。やった〜!フォールディングバイク買っちまった〜!
具体的な計画はこれからなのですが、折り畳み小径車で藤沢の熊澤酒蔵にお出掛けし、現地で一杯やった後、電車で帰ってくる案が挙がっております。なんて魅力的なお話なのでしょう。気軽に輪行出来るという事は、気軽に出先で酔っぱらえるという事であります。こうしたユルいサイクリングに憧れていたんだよなぁ。
自転車の購入について一番の難関がかみさんの了承を得る事であるのは、衆目の一致するところでありましょう。いわゆる奥様峠越え。実は私、かみさんに一切の相談する事無く、マングに発注掛けちゃったのであります。もうお金も支払っちゃいました。事後報告で無事に奥様峠を越えるのは相当難しいでありましょう。でも良いんだ、買っちゃったんだもの。どんなにかみさんに叱られようとも、フォールディングバイクは手に入れちゃったんだもの。うふふ。うふふふ。うふふふのふ。買っちまえばこっちのモンだい!
oshitaさんに業務連絡です。私は買っちまいましたぜ。今後は輪行三昧で酒蔵巡りにお出掛けの予定。oshitaさんもいかがでしょうか?以上、悪魔のようなお誘いでありました〜。
【つづく】
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