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  本当のリサイクル  

 徒然

 上の息子の大学進学が決まり、この4月から独り暮らしを始める事になりました。大学の近くに6畳一間のアパートも確保し、カーテンなどの小物も買い揃いつつあります。こうした買い物には主にかみさんがつきあっております。息子はまだ運転免許を持っていない為、買い物には自動車のサポートが必要と云う訳です。かみさんとしては、息子の独立は誇らしくもあると同時に寂しくもあるようで、複雑な気持ちの中、それでも徐々に準備は整いつつあります。

 私の仕事は自営業で、何名かのアルバイトの学生さんを雇っています。そのうちの一人である三重県出身のK君は、この春、大学を卒業し都内の一部上場企業に就職致します。4月からは研修が始まり、まずは都内の独身寮に入るとの事。入寮は3月の末で、それまでは一旦三重の実家に帰るそう。うちの息子に限らず、春は旅立ちの季節でありますなぁ。

 K君が住んでいた日野市内のアパートを引き払うに当たり、洗濯機と冷蔵庫を廃棄処分する事にし市役所クリーンセンターに問い合わせたところ、家電リサイクル法の対象製品である為に2つで約8,000円の処分料が掛かる云われたと、仕事の合間に話をしてくれました。これらの物品はK君が大学入学時に新品で揃えたもので、たった4年間しか使われていません。まだ使えるのに勿体無いなぁ。そこで息子の独り暮らしの為に、K君が捨てる予定だった家電品を譲って貰えないだろうかと相談したところ、どうせお金を払って捨てようとしていた品、どうぞお使い下さいと、快諾してくれました。

 新品を購入すれば10万円程度は掛かってしまう家電品であります。無料ではなく、せめて気持ち分は受け取ってくれと、一万円で購入させて貰う事にしました。洗濯機、冷蔵庫、炊飯器、湯沸ポット、電子レンジの5点であります。何かと物入りな新入学時に、安くこれらの生活家電をゲット出来たのは、私にとって嬉しい限り。K君にしても、捨て賃を支払って廃棄しようとしていた品々に些少ながらも値がついたのが嬉しかったようで、現代の若者らしく「マジっすか!」を連発しておりました。

 譲ってもらった品々を自宅の駐車場で綺麗に掃除しました。一部は一旦分解し、ケルヒャーの高圧水洗浄機で洗って組み直しました。いやぁ、新品みたいにピカピカになりましたよ。

 K君が4年間使い込んだ家電品を分解整備し、今度はうちの息子が引き継ぎ愛用していく。これこそが正しいリサイクルの姿であるように思います。今回は本当に助かりました。K君、どうも有り難う!Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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