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  ソニーの電子書籍リーダ買っちゃった  

 物欲

SONY PRS-T2

 先週、自転車人の電子版をiPadで読むというお話をさせて頂きました。その際「電子書籍に興味が無い訳ではないが私の生活スタイルでは必要性を感じない」云々とホザいておった訳ですが、実は物欲の嵐にヤラレて、あの後すぐに、電子書籍リーダを買っちまっていたのでありました。

 購入したのはソニー製のPRS-T2という電子書籍リーダ。2時間の充電で、約2ヶ月使える優れものであります。表示部は6インチのモノトーン16階調電子ペーパー。液晶と違ってパネルが発光しませんから、眼に優しいし電池も食いません。本体メモリ2ギガバイトの他に、32ギガバイトのマイクロSDHCカードを装着。容量的には十分でしょう。Wifi(無線LAN)を標準搭載しており、パソコンを母艦にしなくてもソニーの Reader Store から直接コンテンツを購入出来ます。現時点でのコンテンツ数は約6万強。コンペチタである楽天KOBOの対応コンテンツの約2倍もあります。ここまでの機能が搭載されていて、何と税込み9,980円!!しかもキャンペーンで1,500円分のポイントバックもあるので、実質8,480円という安さであります。ね?買うっきゃないでしょ?

 更に、月刊文藝春秋が来月からReader Store で取り扱い開始になる事も、最終的に購入を決断した大きな理由。各方面のコメンテータによる評論がたくさん掲載されているこの雑誌は、新聞レベルでは見えてこない突っ込んだ記事が多く、しかも芥川賞・直木賞の発表タイミングでは受賞作の全文が他に先んじて掲載される、活字中毒者にとって必要不可欠な雑誌なのであります。

 ところがこの文藝春秋、装丁が分厚いものですから、読んでいる最中にクルンとページが閉じちゃう事故が発生しがちなんですな。現に、この文藝春秋のクルンのお陰で、コーヒーをこぼしてしまった事が2回もある位。その点、電子書籍であればクルン事故の心配もなく、持ち運びも楽ですし、はっきり申し上げて「月刊文藝春秋リーダ」としての機能に限定したとしても、私にとって十分なメリットがあるという訳です。

 もう一つ、私が期待しているのはマンガ(コミックス)の閲読。小説などの普通の本は今まで通り紙版を購入するつもりですが、既に我が家の本棚は逼迫(ひっぱく)状態にありまして、廊下にまで本が溢れているというのに、マンガを置くスペースについて、かみさんの同意を得る自信など御座いません。しかも私が読みたいマンガは、学生時代に流行っていた四半世紀以上も前のモノ。ブックオフで丹念に中古を探し回れば何とか揃うかも知れませんが、全巻の蒐集には相当な労力が必要でしょうし、そもそも手に入ったとしても置く場所の問題が立ちはだかります。ところが Reader Store では、楠みちはる著「あいつとララバイ」とか、手塚治虫著「三つ目が通る」など、古いマンガの取り扱いもバッチリあるんですなぁ。電子書籍リーダはこれらの問題を一気に解決してくれる、夢のマシンって訳であります。

 いやあ、今回は良い買い物をさせて頂きました〜。ちょうど9月は私の誕生月でもありますし、ま、ささやかな、自分へのご褒美ってヤツで御座いますよ。あ〜あ、結局、物欲番長化しちまった〜。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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