角の快晴の休日だというのに、朝、こむ散歩に行ったりモタモタ過ごしていたら10時を回っちまいました。あちゃ〜。最近このパターン多いんだよなぁ。近場でそれなりにパンチが効いていて、 まずは五日市を目指します。浅川サイクリングロードで八王子まで行き、萩原橋を右折して秋川街道へ。この道は路肩も狭く交通量も多いのであまり好きではないのですが、何しろ峠越えが無く平坦ですから、体力温存の事を考えますと、どうしても利用しちゃうんですよねぇ。 圏央道をくぐるあたりから、急速に交通量が減ってきます。と同時に道はダラダラとした緩い登りに転じます。長閑な風景の中をトコトコと進んでいきます。ところがですねぇ、自転車で走るには快適なこの区間もオートバイの方は十分な注意が必要なんですよ。帝京八王子高校付近から都立小峰公園の間は白バイが頻繁に出没するのであります。この区間で捕まっているのを今までに3回も目撃しておりますぞ。ま、適度にクネクネしていてアクセル開けたくなる道ですもんね。
急坂の左ヘアピンをトコトコ登り、東町のT字路を右折、檜原街道を檜原村方面に進みます。補給される方は、セブンイレブンあきる野徳倉店に寄る事をお勧めします。この先コンビニは皆無ですからね。この日も5〜6台のロードバイクが停まっておりました。セブンイレブンを過ぎますと、程なく檜原街道は山林区間に入ります。今まで住宅地の中を走っていたというのに、道路右手に製材所が見えた途端に、まさに唐突に山の中に入ってしまうのです。この急激な風景の変化は、何回通っても不思議な感覚であります。 檜原街道では多くのローディとすれ違います。おそらくは都民の森までアタックした帰路なのでありましょう。皆さん頑張りますなぁ。こちらは無理せず自分のペースでトコトコと進んで参りますってぇと、檜原村役場先の橘橋T字路に突き当たりました。ここを右折し400m程進んで、ちとせ屋豆腐店で休憩を取ります。おからドーナツと濃厚豆乳の組み合わせがオススメです。揚げたてのドーナツの美味しい事と云ったら!ホントは5つ位ペロリと軽くイケるんですけど、今日はこの後、美味しいお蕎麦が待っていますからネ。ドーナツ1つだけでグッと我慢であります。
いよいよ、ちとせ屋の三叉路の左側の道に入り、時坂峠に向けて登り始めます。 林を抜けて藁葺き屋根の家が見えてきました。山間の隠れ里と云った風情。集落の中をつづら折りの道が続き、急速に高度を稼いでいきます。ギアはインナー・ロー。汗が噴き出します。以前来た時もそうだったのですが、ホントに人に出会わない道であります。ま、道路も時坂峠の茶屋で行き止まりですからね。 程なく茶屋に到着です。アスファルトの道路はここまで。神社の横に自転車を停めて、歩いてみち子を目指します。沢筋に沿った山道を300m程登るだけなんですがね。おっと、茶屋の横で道路工事をしています。この先に道路を延ばすみたいですね。ルート的に樋里の集落まで繋げる計画でしょうか。 まさかこんな山道の先に美味しい蕎麦屋があるなんて、知らない人は信じられないでしょうネ。正真正銘、山の中の一軒家。にもかかわらずこの日もお客さんで一杯でしたよ。みなさん、美味しいものを食べる為ならば、こんな山の中まで来る労苦など厭わないのでありますなぁ。ま、かく云う私も、蕎麦を目当てにエッチラオッチラ自転車で登って来た訳ですから、他人の事は言えませんがね。 いつもの通り、石臼挽き蕎麦を注文します。山菜の天ぷらがついてこのボリュームで1000円はリーズナブル。何よりも美味い!今日の天ぷらはタラの芽がメインでした。自転車ですから呑めませんが、日本酒で一杯やったら堪らないでしょうなぁ。現にハイカーの中には日本酒を呑んでいる方が何人かいらっしゃいましたよ。く〜羨ましい! まさかこんなところに、と云う程の山の中にある蕎麦処みち子。ホントに美味しい。オススメです。近々また蕎麦食べに行こうっと。
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