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  タイタニック3Dを観てきました  

 徒然

 土曜日(4月14日)にタイタニック3D(ジェームス・キャメロン監督作品)を観て参りました。私はこの作品の大ファンでありまして、映画が封切られた1997年(平成9年)には、実に4回も劇場に足を運んだのでありました。私は別に映画狂と云う訳ではありませんから、この4回という数字から、どれだけこの映画に感動し、心酔していたかが分かろうというものでありましょう。それにしても、つい先日の事のように感じますが、もう15年も前のお話なんですねぇ。まさに光陰矢の如し。その後VHSビデオカセット版(確か2巻組)やDVD版も購入しておりますから、優に10回以上この作品を観ている事になります。

 ご存じの通り、映画タイタニックは豪華客船タイタニック号の沈没に際しての人間ドラマであります。レオナルド・ディカプリオ扮するジャックと、ケイト・ウィンスレット扮するローズとのラブロマンスたるや、こう胸を締め付けられると申しますか、恋とはこうあるべきと申しますか、何しろ素晴らしい映画なのでありますよ。

 初出の時、私はまだ31歳でありました。上の子が3歳、下の子が1歳。結婚して5年が経過していましたが、まだまだ気分は新婚と云ったところ。ですから当時は「こうした事故の際にどのようにして生き残るべきか」という視点で観ていたような気がします。ところが私も歳をとったという事なのでありましょうなぁ。「絶望的な場面でどのように死んでいくべきか」という視点で映画を観ている自分に、今回、気付いたのでありました。

 漱石にしろ太宰にしろ、優れた文学作品は、中学時代に読んだ時、高校時代に読んだ時、大学時代に読んだ時、独身時代に読んだ時、新婚の頃読んだ時、40代後半になって読んだ時、それぞれ感じ方や作品が訴え掛けてくるポイントが変わると云われます。キャメロン監督のタイタニックもまさにそういう類の優れた作品なのでありましょう。視聴者の年代毎にそれぞれの観方(みかた)が存在するのであります。

 特に今回は3Dエディション。変に立体視技術を前面に押し出していない辺り、さすがキャメロン監督、分かっていらっしゃるという感じなのでありますよ。元々この映画タイタニックは、あたかもヘリコプターからの映像であるかのような、俯瞰(ふかん)したアングルが多用されています。勿論CGによって実現されている訳ですが、ここに思い切り3D技術を投入すると、おそらくは模型っぽい感じがしてしまうのではないかと思うのです。3D技術はあくまでも人物描写を中心に使われていて、まさしく目の前にケイト・ウィンスレット扮するローズが居るかのような、迫力のある造りになっています。作品世界の中に、鑑賞者である筈の自分が入り込んでしまったかのような錯覚。これぞ3D映画の醍醐味でありましょう。

 何度も何度も観ていて、ストーリーを熟知しているにも関わらず、やはり今回も泣いてしまいました。いい歳こいたオサ〜ンが映画館で泣くというのも妙な図であります。でもね、涙が沸き上がってくるのですよ。嬉しいのでも悲しいのでもなく、ストーリーを自分の人生に投影した訳でもなく、ただただ涙が沸き上がってくるという不思議な感覚。良質な映画作品ならではの事ではないでしょうか。

 タイタニック号が氷山に衝突したのは1912年4月14日。沈没自体は翌日未明との事であります。奇しくも、ぴったり100年後の2012年4月14日に映画を鑑賞していたのでありました。ちょっと不思議な感じが致します。

 3Dの描写力と相まって、更に進化した感のあるキャメロン監督の「タイタニック」。是非、劇場の迫力あるスクリーンで鑑賞される事をオススメ致します。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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