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  映画館で映画を見る醍醐味  

 お出掛け

 映画館で映画を見るという習慣がほとんどありません。それでは映画自体が嫌いかと云えば、全くその逆。DVDは相当な数借りて観ております。映画自身は大好きなのであります。

 逆にほとんど民放地上波を観ません。放送で観るのはもっぱらCATVのニュース専門チャンネルとNHK BS ハイビジョンの録画ばかり。民放の番組ってどうしても好きになれないのでありますよ。故に話題のドラマは知らないは、バラエティ番組に出てくる若手タレントを見た事無いは、テレビ的には世の中から取り残された存在なのであります。

 製作予算の事を勘案すれば、テレビの製作担当の方はあれっぽっちの予算と納期でよくやっているなと、敬意さえ覚えます。一般的には映画の方が面白いに決まっています。何しろ製作予算の桁が違いますからなぁ。ま、そうは云っても勿論、相当数の駄作は存在する訳ですが。

 そんなに映画が好きならば、映画館に行けば良いじゃん。至極もっともな お話で御座います。家での映像視聴環境として5.1チャンネルサラウンドスピーカも導入してはおりますが、映画館のそれと比べれば、まさに玩具(おもちゃ)程度。あんなに迫力のある映像と音声は、家庭では望むべくもありません。それじゃ何で映画館に行かないかと申しますと、実はこれでも結構複雑な事情があるんですなぁ。

 私の休日は天候への依存度が高く、晴れてさえいれば、常に自転車やバイクで出掛けたいのであります。私の休日の過ごし方は小学校4年生位から進歩が止まっているのでありまして、とにかく外遊びが大好き。そうなりますと、映画の前売り券を買って・・・という行動には結びつきにくいのも道理でありましょう。何しろ休日は外遊び優先で、帰宅時間が当てにならないのですから。劇場で映画は観たいけど、ま、しばらくすればDVDが出るだろうから、しばらく待ってDVDを借りれば良いや。結局のところこのようなプロセスによって、劇場に足を運ばない日々は続いていた訳であります。

 面白いだろうと思って観たDVDがつまらなかった時の腹立たしさといったらありません。大切な時間を浪費させられちゃった気分。そこでDVDを借りる際、ネットの口コミを必ず確認するようにしています。そういう意味で、インターネットで予約だけじゃなく口コミやあらすじまで確認出来るTSUTAYA DISCASは画期的と云えましょう。ところがロードショウを劇場で鑑賞する場合、口コミが出回る前に観る事になりますから、余程の思い入れが無い限り、ギャンブル的要素が高い事を覚悟しなければなりません。あ、念の為申し添えておきますと、私は映画を自分以外の方と一緒に観る事はありません。劇場に出掛けるのもDVDを観るのも必ず独り。他人に干渉されるのが嫌なのであります。私の視聴にはデートとか、おつき合いとか、家族団欒とかの、映画を観る以外の要素が介在しませんので、それが面白いかどうかだけが、唯一の価値基準であると云えます。

 12月18日(土)に本当に久々に劇場でロードショウを観てきました。最近の私におきましては、相当に希有な出来事と申し上げて差し支えありますまい。口コミも確認せず私の心をとらえたそのタイトルは、Space BattleShip ヤマト。いわゆる「宇宙戦艦ヤマト」であります。古代進役は木村拓哉、森雪役は黒木メイサ、真田志郎技師長役は柳葉敏郎、徳川彦左衛門機関長は西田敏行、沖田十三艦長は山崎努。これを聞いただけであまりの役のハマりっぷりにゾクゾクするではありませんか。昭和40年生まれの私は、思いっ切り、宇宙戦艦ヤマト世代。第一期テレビ放送を観たのは小学生の頃であります。戦争を知らない我々の世代が、愛国心的な気持ちを抱いた初めての経験がヤマトでありました。あのヤマトがもう一度観られるというだけで、胸は高鳴ります。

 午後は高尾まで近距離自転車散歩に出向き、帰宅後風呂に入って、インターネットから座席を予約します。東宝シネマ南大沢。最近はインターネットからチケットが購入出来るのは当たり前として、画面で個々の座席の予約状況を確認の上、希望の席が予約出来るのです。本当に便利になりましたなぁ。比較的空いていた18:30からの回を予約しました。座席は前後も左右もど真ん中。一番観やすい位置を確保です。

 いやぁ、やはり迫力が違いますなぁ。忘れておりましたよ、映画館で映画を見る醍醐味を。これからはもうちょっと頻繁に映画館に足を運ぶ事に致しましょう。

 感想につきましてはネタバレになるといけませんので、ここでは割愛させて頂きますが、いやぁ。やはりヤマトは永遠であります。サイエンスフィクションとしては、設定に無理がある点を指摘されているのも知っています。でも、そんなものは些細な事。非常によく出来たお話であります。迫力も満点。ヤマトを知らぬ若い世代はいざ知らず、私と同年代の、かつてのヤマト世代の方には絶対のオススメであります。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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