まずは出がけに 平均時速15Kmほどで進んでいきます。かみさんにはこれがちょうど良いペースのようです。天気は快晴無風、絶好のサイクリング日和であります。ここ数日間続いていた低気温もこの日ばかりは最高気温21度と、これ以上はないコンディションの中を、快調にしずしずと進んで参ります。 八王子市役所を過ぎてすぐ、水無瀬橋のところの公園で休憩をとります。普段ならばこんなところで休んだりしないのでありますが、今日はかみさんのペースに合わせねばなりませんからね。ベンチに座って二人でチョコパイを頂きます。自転車から降りると風が全く無く、ポカポカと暖かい日差しが降り注ぎます。公園の滑り台では若いお父さんが二人の子供を遊ばせています。 本当は私はこのまま西浅川交差点から裏高尾に登り、かみさんをふじだなまで連れていこうと目論んでいたのであります。ところがかみさんは、「疲れてきちゃった。腿がパンパン」と 陵南公園西詰にある、こどう橋を北側に渡って、浅川の河岸段丘の上側に出ます。かみさんはこの短い登りで既に「えんやこら漕ぎ」状態。それでも何とか足を着かず、ギリギリで坂をクリア。多摩御陵の駐車場に自転車を停めます。
砂利道を歩いて、まずは奥側の大正天皇多摩陵に向かいます。広大な面積を使った大正天皇のお墓は、石造りの丸いドーム型。手前には鳥居が立ち、向かって右側には皇后陛下のお墓が並んでいます。お墓というより、まさしく古墳と呼べる規模であります。 少なくとも私にとって天皇陛下は国民の象徴にすぎませんが、我々よりも年齢の上の世代の中には、神にも等しい対象と考える人も居る訳で、この日も柏手を打ち、深々とお辞儀しお祈りしている人がいらっしゃいました。私はそうした行為を否定したり批判したりする気は全く無い反面、私自身がお祈りする気にもなれず、ちょっと会釈しただけで早々に移動します。 参道沿いは杉の木が植えられていますがそれは道沿いの一列だけ。杉の奥はすべて広葉樹です。折しも11月末。よく手入れの行き届いた林の紅葉の見事さと云ったら!絵葉書のようです。こんなに綺麗なのに、ここってお墓なんですよねぇ。 昭和天皇武蔵野陵のすぐ手前には、綺麗な橙色に紅葉した大きな木が植えられています。昭和天皇武蔵野陵も基本的な造りは大正天皇多摩陵と同じ。横には皇后陛下のお墓が並んでいます。金色の菊のご紋が印象的でした。 最初は意気込んで向かった多摩御陵でありますが、意外に素っ気なく見物完了。そりゃそうか。結局のところ、親戚でも何でもない人のお墓だもんね。でも公園としての機能は十分。お庭は本当によく手入れされています。心なしか空気も清冽な感じです。 多摩御陵から同じ道を帰ってもつまりませんので、みなみ野に寄り道する事にします。浅川サイクリングロードを1Km程東に戻り、八王子市立横山第二小学校の脇から甲州街道並木町交差点を越え、目白台経由でみなみ野を目指します。みなみ野はいわゆるニュータウン。1997年に造成されたばかりの新興住宅地です。ですから町並みも新しくお洒落なお店がたくさんあるって訳。 寺田町東交差点を左折してちょっと進み、八王子みなみ野シティ西交差点を左折します。ススキ以外何にも無い造成地の中を、道は結構な斜度で登っていきます。かみさんが遅れ始めました。彼女、坂道が極端に苦手なのであります。かみさんのペースに合わせて、のそのそと進みます。やっと丘の頂上に到着です。ここを右折して、みなみ野シティに向かって下っていきます。 目指すお店、菓子工房ヴェールの丘は簡単に見つかりました。ここはイートインスペースを持つケーキ屋さんで、ネットの情報では大層な人気店との事。ちょっとした庭がついており、外のテーブルもありますが、今回は中のテーブルにつきました。午後になって風が冷たくなってきましたしね。まずは、ケーキを選びます。目移りしちゃうほどたくさんの種類。どれも美味しそうです。端から全て食べてみたい。しかしCATEYEのメータを見ますと、ここまでの消費カロリーは250Kcal。途中でチョコパイも食べていますし、ここでケーキを食べたら完全なカロリーオーバーです。サイクリングに行って太ってりゃ世話無い訳ですが、やっぱりこんな美味しそうなケーキを目の前にして、食べないと云うのも酷な話。結局ぺろりと頂いてしまいました。 全行程36Kmのショートサイクリングでしたが、美味しいケーキも食べ、かみさんは大満足の様子でした。近い将来、一緒にグランフォンド八ヶ岳に出場出来たら良いなと思いますが、少なくともまずは100Kmは走れるようにならないとねぇ。はたして、彼女と一緒にイベントに参加出来る日は、いつになるのでありましょうか。
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