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  アセスルファム・カリウムについて  

 徒然

 自分が「中年」と呼ばれる年齢になって、体重の維持に気を遣い始めました。ちょっと油断するとすぐに太っちゃうんであります。中年太りって言葉がある位ですから、太っちゃうのはある意味仕方がない事かも知れませんがね。

コカコーラゼロ
アセスルファムKを使用しています

 容姿的には太っていてもあまり気にならないんでありますが、太るとてきめんに自転車が辛くなります。特に登り坂。颯爽と坂を登りたい。その為に体重を増やさないようにしようという訳です。

 私の仕事は割と夜が遅く、しかも仕事中に夕食を摂る事が出来ない職種ですので、夜12時過ぎに帰宅して、それから夕飯を食べる事になります。疲れて帰った上に腹が一杯になれば、眠くなるのは道理。かくして「食べてすぐ寝る」というお相撲さんもかくやという生活になりがちなのであります。これでは太っていくのはある意味必然と云えましょう。

 夜遅くにモノを食べない。これはあらゆるダイエットのセオリーであると聞きます。しかし辛い。夜遅くまで仕事してやっと家に帰ったのに、何も食べないで布団に入るなんて・・・。

 お茶だけ飲んで寝ようとしてもなかなか寝付けるもんではありません。やはりガツンと、ある程度パンチのあるモノを口にしたい。そこで思いついたのがコカコーラゼロでありました。炭酸飲料ですからしっかり「飲んだ感」もありますし、二酸化炭素でお腹も膨れます。味は画一的になりがちですが、CCレモンゼロや、三ツ矢サイダーゼロなどをローテーションすれば、飽きずに飲み続けられます。

 しばらくこの「ゼロカロリー飲料大作戦」を敢行していたのですが、ある日ふと気になって調べてみました。何を調べたかですって?アセスルファム・カリウムをでありますよ。この人工甘味料は、コカコーラゼロ、ペプシネックス、CCレモンゼロ、三ツ矢サイダーゼロはもとより、マルハニチロのゼリーdeゼロにも使われています。カロリーゼロなのにきっちり甘い人工甘味料。効能がホントで副作用ゼロだとすれば大発明であります。でもね、綺麗な花には棘があると申しますからね。ちょっと調べてみる事に致しました。

 アセスルファム・カリウムは日本では2000年に認可された比較的新しい人工甘味料です。きちんと厚生労働省の認可も受けていますし、米国やヨーロッパでも使われていますから、発ガン性などのリスクは無いと思われます。でもね、私のような素人からみた場合、ちょっと心配な点が2つあるんです。

 アセスルファム・カリウムの分子式は C4H4KNO4S であります。違和感を感じるのはここに S 、硫黄が含まれている点です。例えばグラニュー糖(フルクトース)は C6H12O6 で純粋に炭素と水素と酸素だけで出来ていますが、これと比較すると硫黄は毒物的な印象を受けてしまいます。

 アセスルファム・カリウムはその製造過程で水酸化カリウムでの中和工程が入りますからカリウムが含まれるのだそうですが、少なくとも私は、カリウムにはあまり違和感を感じません。ポカリなどのアイソトニック飲料に普通に入っている単なる金属イオンですからね。それに比べて硫黄はどうしても怖いイメージを持ってしまいます。あくまでも素人の印象に過ぎませんが。

 2つ目は経口投与においてほぼ100%が尿中に出て、便中には検出されない点です。この事は厚生労働省の資料に明記されていました。ご存じの通り尿は血液を腎臓で濾したものですから、尿中に100%出るという事は、経口摂取されたアセスルファム・カリウムはその100%が吸収され、血中に入るという事と同義です。アセスルファム・カリウムは自然物ではありません。本来であれば我々の口に入る事は絶対無い筈の物質であります。自然には触れる筈の無い物質が、全て血中に入る。ちょっと怖くないですか?しかもアセスルファム・カリウムが認可されたのは2000年。この物質を長年摂取し続けたらどうなるのかという臨床結果はまだ無いのです。強いて云えば我々が実験になるという事。厚生労働省でも実験してるんだから大丈夫とは頭では理解出来ても、感覚的には怖さが払拭出来ません。

 そんな事もあって、夕飯の代わりにゼロカロリーゼリーやコカコーラゼロで我慢する作戦は、現在は暗礁に乗り上げておりまして、そうしますと体というモノは正直ですね。段々と太ってきてしまいました。あ〜あ、安全に簡単にダイエットする方法って無いのかしらん。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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