あれこれ memorandoms やすなべ categorized Yasの状況 activities Yasについて about Yas Yasへの連絡 contact us

  お盆の宮ヶ瀬は暑かった  

 お出掛け

ラッテのアイス。
美味しいよ。

 お盆休みの最終日である8月15日(日)、家でゴロゴロしていても始まりませんので、中距離自転車散歩に出掛ける事に致しました。実はこの前日の土曜日は二日酔いで全く動けない状態で、折角の休暇だというのにどこへも出掛けず、夏の甲子園の4試合全てのテレビ放送を見てしまうという愚挙を犯していたのであります。

宮ヶ瀬まで来たら、やっぱり富士のかき氷と
肉の田口の牛カルビ串焼きでしょう。

 このお盆休みに浅田次郎著の「終わらざる夏」を読んでおりまして、これを読了したのが15日の朝でありました。この「終わらざる夏」は千島列島最北端の占守島(シュムシュ島)での終戦にまつわる壮大なドラマを描いた上下二巻組であります。私の敬愛する浅田次郎先生の最新刊です。発売日に初版第一刷を購入し、物語の進行に合わせて、ちょうど終戦記念日に読了するように読み進めておりました。まさに最高傑作であります。皆様にも是非お勧めするとしまして、今回は中距離自転車散歩がメインであります故、お話を先に進めましょう。

 朝9時に読了し、それから遅い朝食を摂りますと出発は10時になってしまいました。既に陽は高く摂氏30度を軽く超えていると思われます。熱中症を警戒し、2ボトル体制でのお出掛けです。

 本日の目的地は宮ヶ瀬。一周80Kmのお散歩コースをいつもと逆回りする事にしました。

 まずは浅川サイクリングロードを西進します。普段であればそのまま甲州街道大垂水峠を越えて相模湖を目指すところですが、この日は逆回りですので、横山第二小学校から目白台に上がり、七国峠を越えて東京家政大学を目指します。えぇ。お察しの通り、町田のアイス工房ラッテに立ち寄るので御座いますよ。暑い日のイタリアンジェラートは最高ですからね。特にこの七国峠ルートを使えば、慢性的に渋滞している橋本市内を迂回出来ますし一石二鳥という訳であります。ラッテでは「搾りたてミルク」と「ラムレーズン」のダブルコーンを頂きました。うふふ。両方とも私の大好物なのでありますよ。幸せ。

 ラッテからは東原宿交差点まで南下し、道志街道に右折します。このまま国道を進んでも良いのですが、車が多いので、途中、小倉橋方面に迂回し、串川橋まで愛川町を通る県道510号を進みます。アップダウンを繰り返す走り応えのあるルートです。

 串川橋交差点を右折し、国道412号を登っていきます。それにしても凄いカンカン照りで、正確に測った訳ではありませんが外気温は35度以上だと思われます。ボトルの水をこまめに飲みながら、関交差点を斜め左に入り、鳥屋経由で宮ヶ瀬を目指します。折しもこの日は宮ヶ瀬祭り当日。鳥屋の部落では山車を整備する地元の人で賑わっていました。


大きな地図で見る

 宮ヶ瀬まではダラダラとした登りで、特に急な坂はありません。普段であればクルクルっとペダルを回しているうちに着いてしまいます。ところがどっこい、あまりの暑さにペースが上がりません。頻繁に水を飲みますが全然楽にならないのです。無理にペースを上げて熱中症になってもいけませんので、あまりとばさず軽いギアでゆっくり進みます。

国道20号大垂水峠の電光掲示板。
何と気温は39度!!!!!

 宮ヶ瀬ビジターセンタは人で一杯です。たこ焼きやじゃがバターなど、屋台もたくさん出ています。夜は花火大会が行われるとの事で、まだお昼だというのに臨時駐車場までが一杯の状態でした。

 暑い暑い。まずは何をおいてもかき氷でありましょう。ピーチ味のかき氷を注文し、更に贅沢にも150円追加してソフトクリームをトッピング。至福であります。頭をキンキン痛くしながらかき氷を頂きます。急速にクールダウンしていくのが体感出来ます。やはり暑い日はかき氷に限りますなぁ。

 火照りが落ち着いたところで、肉の田口に向かいましょう。汗をかいた後は田口の牛カルビ串焼きが最高なのであります。400円もする高価なおやつでありますが、投資額に十分見合う美味しさです。旨い旨い。塩味の焼き肉が体に染み込んでいきます。

 宮ヶ瀬での休憩も済んで、来た道を鳥屋まで下り、鳥屋郵便局のところを左折して県道64号線に入ります。この道は山越えになりますが、知る人ぞ知る、梶野のヤマザキディリーストアまでのショートカットルートなのです。国道413号を右折。青山交差点、三ヶ木交差点を経由し、国道412号で相模湖を目指します。

 相模湖まで行かず、途中の阿津交差点を右折し、山側に入ります。この道は相模湖プレジャーフォレストの裏側を通る道で、交通量が少なく走りやすい道です。千木良までのショートカットルートというだけではありません。実はこの道沿いにあるマルベリーというパン屋は秀逸でありまして、マルベリーの天然酵母パンを遅めのお昼ご飯にしようという目論見なのでありました。ところが残念無念。この日はマルベリーはお盆の為お休み。美味しいパンにはありつけませんでした。ま、しょうがねぇか。パン屋だってお盆くらい休みが欲しいやね。

 千木良からは国道20号、通称甲州街道を登ります。大垂水峠です。二桁国道ですし、斜度は大した事はありません。多摩地区に住む我々にとって、大垂水峠は西方向へのお出掛けの際必ず通らなければならない場所ですから、さあ登るぞとか、よし頑張るぞといった特段の気概もなく、ルーチンで淡々と越えていく峠であります。ところがこの日は違いました。神奈川県側の千木良から登り初めてすぐに電光掲示の温度計がありまして、午後2時という事もあり、この日の気温はなんと39度!!一気にやる気が失せていきます。暑い暑い。急に汗が出て来て息が上がります。あまり無理せず進む事にします。

 大垂水峠を越えれば高尾山口まではずっと下りです。普段ならこの下りで汗が引くのでありますが、この日は惰性で下っているだけで汗が出てきます。本当に暑い。切る風が熱風なのです。堪まらず高尾山口で行きつけの漬け物屋、つぼ萬に寄り道です。冷房の効いた店内でつぼ萬のおばさんと世間話をします。つぼ萬ではいつもの通り大好物の茄子の醤油漬けを購入しました。今日は帰ってこれで一杯です。

 高尾からは浅川サイクリングロードで帰ります。メータによるとこの日の走行距離は81.9Km。消費カロリーは1661Kcalでした。シャワーを浴びて、キンキンに冷えたビールを頂きます。至福。暑かったですが、最高の休日となりました。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

「あれこれ」の目次に戻る

Copyright(C) by Yas/YasZone