の仕事は割と季節性の強いモノでありまして、繁忙期と閑散期の差が結構大きいのであります。ま、自営業者は多かれ少なかれそういうもんかも知れませんがネ。7月の後半〜8月一杯は繁忙期にあたります。閑散期は平日の午前中にサイクリングに出掛けたりと、他人も羨む呑気な生活なのでありますが、夏休み時期は月〜土の朝8時頃から夜12時頃まで、完全に仕事で拘束されてしまいます。ま、しょうがないやネ、そういう仕事なんだから。
この夏の繁忙期の為の準備作業で、7月前半も忙殺されます。こちらはあくまでも準備の為の事務的な作業がメインで、故に特定の時間を拘束される事はない代わりに作業量が多く、徹夜が続くこともしばしばです。 現在はこの徹夜地獄を抜け、メインの繁忙期は来週から始まるという、氷河期に対しての間氷期のような状態でありまして、ホッと一息ついているという訳で御座います。
徹夜地獄と梅雨による悪天候が重なり、ここしばらくは、とんと自転車で出掛けておりませんでした。仕事も一段落を迎え、梅雨も終わりかけた去る7月15日(木)、久しぶりに自転車で高尾の小仏峠に出掛けてみる事に致しました。勿論この日は平日ですので午後からは仕事。午前中だけのささやかな自由な時間であります。
実は記録によりますと、この日は2週間ぶりの自転車でありました。ホントに久しぶり。しかも、最近はかなりダラけていましたので、自転車に乗るといっても羽村の取水堰への往復(多摩川サイクリングロード)とか、平地ばかり。峠道へのお出掛けは実に約1ヶ月ぶりなのでありましたよ〜。
いやぁ〜、やっぱ自転車は良いですなぁ。ここしばらく不健康な生活を強いられていましたので、 毒物排除的な意味を込めて、意識してケイデンスを高めにしてクルクル漕いでいきます。ところがどっこい、平地なのに30Km/hを維持するのが精一杯。変だなぁ、向かい風でもないのに。高尾にはいつもの通り浅川サイクリングロードからアプローチしていたのですが、まるっきりスピードが乗らないのであります。メータを見ると心拍数は既に160bpm台ではありませんか。どうなってるの、これ?
人間の体とは正直なものであります。この1ヶ月の不摂生で、循環系のパフォーマンスは着実に低下しておりました。特に中年以降は若い方とは違って、不摂生がすぐに数字に表れてしまいます。「中年太り」という言葉があるくらいですからネ。意識せずに生活していたらどんどん太ってしまうのが普通なのでありますよ。歳をとるって悲しいですネ。
あれこれ考えても埒が明きませんから、とにかく自転車を一生懸命漕いでいきます。いつもよりも余分に汗をかきつつ浅川サイクリングロードを西進し、西浅川交差点まで来ました。ここを右折し都道516号、通称小仏街道を終点まで登るのであります。登り初めてすぐ、駒木野病院のあたりでピ〜ピ〜という音が聞こえます。あれ?何の音だろ?実は心拍が175bpmを越えて心拍計が警告音を発していたのでありました。普段ならこの辺りはアウターのまま登ってしまうような何でもない坂なのです。こんなところで既にMAX心拍の90%に達してしまうとは・・・。不摂生極まれりとしか言いようがありません。
珈琲の店ふじだなを過ぎてJR中央本線のガードをくぐりますと、斜度が徐々に上がって参ります。いつもと違って、まじ、きつい。心拍175bpmのまま登っていきます。全然追い込んでないんですよ。スピードも出ていません。それどころかタイムすら取っていないのです。にもかかわらずこの体たらく。こりゃまじで、摂生しなくては・・・。
製材所からの一番きつい登りをなんとかクリアして終点に到着しました。汗ボタボタです。たった1ヶ月不摂生しただけで、こんな状態になっちゃうなんて・・・。これからは日々精進しようと強く思いました。
ところがもうすぐ仕事が繁忙期に入っちゃうんですよね〜。夏の繁忙期は休みが日曜日しかありません。日曜日には自転車でお出掛けする努力を怠らないとして、やはり平日は夜仕事が終わった後にローラー踏むしかないのかなぁ・・・。
【つづく】
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