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昨年(2009年)のグランフォンド八ヶ岳にて。
最高の天気で、楽しめました。 |
年も出場したグランフォンド八ヶ岳に、今年もエントリーしました。9月5日(日)にはマウント富士エコサイクリング、9月26日(日)はグランフォンド八ヶ岳と、9月は楽しいイベントが目白押しなのであります。
グランフォンドとは山岳地帯を走るサイクルイベントの事で、タイムを競うレースではありませんが、基本的には山岳ですからアップダウンもきつく、それなりに体力を使います。特にこのグランフォンド八ヶ岳は昨年から始まった若いイベントでありながら、八ヶ岳山麓の山梨と長野の県境付近を120Kmも登ったり下ったりする、ガツンとパンチの効いたイベントなのであります。昨年はイタリアのピナレロ社から社長も来日していました。かの有名な、グランフォンド・ピナレロを目標としているようです。
このイベントの特筆すべき点として、充実したエイドステーションが挙げられましょう。バナナ、オレンジ等のフルーツを皮切りに、塩むすび、大福、チョコレート、バタークッキー、高原レタスのサラダ、山菜蕎麦、マーブルパンが無料で供されました。それだけではありません。清里から甲斐大泉、甲斐小泉、小淵沢、長坂を巡るコース上には牧場が多く、ソフトクリーム、焼きベーコン、チーズケーキなど、美味しいモノを売る店が目白押しなのです。こちらは無料という訳にはいきませんが、レースではないユル系のイベントですから、皆、好きなところで自転車を停めて好きなモノを買い食いしながら進んでいくのです。こういうの結構好きだなぁ。120Kmに対して10時間の一見長過ぎる時間設定も、買い食いの事を考えると妥当なセッティングなのであります。
高原の爽やかな風の中を、美味しいモノを食べまくりながら、120Kmサイクリングする。至福でありましょう。
昨年は初開催ながら1500名の参加者がありました。2年目の今年はいきなり3000名の募集です。やはり皆さん、相当楽しかったものとみえます。うふふ。主催者側も中々分かってらっしゃる。こういったイベントに集まる方々は「爽やか」「気持ちいい」「美味しい」といった肯定的な形容詞だけでは満足出来ない、いわゆるマゾヒストの方がほとんどであります。そうです。「きつ〜いコースレイアウト」が、このイベントの人気の秘密なのです。
スタートはサンメドウズ・スキー場。勿論スキー場ですから、コース上の最高標高地点にあたります。グランフォンド八ヶ岳は、一番標高の高いところを出発して、一気に麓まで降り、そこから海岸寺の坂を上り返したと思ったら、清里から甲斐小泉までまた下り、最後にサンメドウズまで戻るという、まさにマゾヒスティックなコースレイアウトなのです。特に今年は、昨年よりも10Km延長されていますから、よりパンチが効いていそうです。こうしたマゾヒスティックなコースを食べ歩きながら進むという矛盾。この矛盾が何ともスバらしいのでありますよ。
あ〜、ゾクゾク・ワクワクしてきました。なんか年々、自分のマゾ度が昂進しているようで、ちょっと心配になっちゃいます。早く9月にならないかなぁ。
【つづく】
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