次期通勤快速バイク購入物語　（第２話：後継機種選定篇　その２）　

ホンダ　ベンリィ110

　転自体が楽しいマニュアルミッション車のカワサキZ125Proは、確かに面白そうであります。しかしすでに所有しているZRX1100号と機能的にカブるのも事実。オートバイの運転自体を楽しみたいのならば、ZRX1100号に乗れば良いのですからね。逆に、Z125Proはエンジン出力、操縦安定性、ブレーキ性能、サスペンション機能など全てにおいて、ZRX1100号には全くかないません。だとすると、折角Z125Proを購入したとしても、不満やストレスばかりが噴出してしまいそうです。

　そこで全く別の方向性で考えて、候補として急浮上したのがホンダ・ベンリィ110でありました。新聞屋さんや郵便屋さんやピザ屋さんが乗っている、スクータタイプのアレです。大したスピードは出ませんし、前後ともプアなドラムブレーキですし、動力性能は全然パッとしないのでありますが、流石に実用車だけあって、荷台がフルフラットで広く最大積載量は何と60Kg！燃料タンクもこのクラス標準値の2倍の10リットルを誇ります。WMTCモード燃費が50.3Km/Lですので、航続距離は503Kmにもなる計算。いわば軽トラのような実用的なスクータなのであります。

　通勤という用途に絞れば、Z125Proでもベンリィ110でも、十分にその役目を担えるでしょう。しかし、ベンリィ110ならば、キャンプに出掛けたり、大物の買い出しに使ったりなど、通勤以外の用途にも威力を発揮しそうであります。

　熟考の末、後継機種はホンダ・ベンリィ110に決定し、レッドバロンに新車を発注致しました。クヨクヨ悩みはするものの、一旦決めると早いのョ。ふふふ、納車が楽しみでありま〜す。

【つづく】

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