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  新しい自転車を手に入れろ!(第12話:まさか、これ程の美しさとは) 

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 うふふふへへへへはっはっはっうほほほほ〜い!ボンバープロからフレームが出来上がって参りました!部品のアッセンブルはこれからでありますが、まずは完成したフレームを見に行く事にします。わくわくわくわく。期待に胸膨らませて、マングへお出掛けであります。

 自転車ってフレーム単体だとちょっと意外なほどコンパクトなんですよね。輪行時にもそう感じるのですが、ハンドルもクランクも何も付いていない状態では、そのコンパクトさも、更にひときわ。厳重にプチプチフォームで梱包されたフレームを、傷などつけぬように慎重に開梱していきます。おおっと。既にフレームにはフロントフォークがセットされており、ヘッド小物も装着された状態です。流石、大将。仕事が早いぜ。

 まずは全体の色目。「ビックリするようなショッキングピンクで」というオーダーの通り。ドンピシャリであります。ビビットなピンクが美しい。今回はメタリックやパールではなく、ソリッドなピンクを指定。その上でギラギラにグロッシーな、艶有りのクリアを吹いて貰いました。思った通りの色味。素晴らしい!!

 更にギンギラギンのメッキとのマッチングで、「下品と紙一重のロードバイク」というコンセプトにぴったりであります。ド・ピンクとギンギラ・クロームの、色の組み合わせは確実に下品でありながら、仕上げの上質さが、下卑(げび)た印象を回避しているのであります。うほほほ〜い!素晴らしい出来上がり!!

 特にシートステイの笹葉部分のメッキ処理が秀逸。普通、フレーム全体に入れる大きなボンバープロのロゴを排す代わりに、笹葉のメッキ部分に小さく刻印を入れ、それに全体色であるピンクの塗料を流し込むという凝った造りであります。く〜!全体的なテイストは、チネリのスーパーコルサに似た感じ。あくまでも上品な造作です。でも思いっきり下品な配色。フレームを肴に一杯呑めそうでありますよ、いやマジで。

 うふふふふふ。最高でありますなぁ。ちなみに納車は7月半ばの予定。マングも商売繁盛でありまして、相当仕事がたて込んでいるようですよ。既に3ヶ月近くも待ったんですもの、ここまできたら、あと半月くらい何でもありません。逆に「待つ楽しみ」まで感じ始めている程。こうなりゃ焦らされるのも快感のうちでありま〜す。

【つづく】

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