でたくロードバイクも購入致しまして、どんどん自転車にのめり込んで行く私で御座いました。普段、仕事が午後からスタートであるのを良い事に、晴れてさえいれば午前中は自転車で50Km弱の朝練に出掛ける日々。至福で御座います。こういった、いわゆるスローライフの為に自営業者になったようなもの。サラリーマン時代には、叶わなかった時間の使い方であります。
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富士スバルラインにて
自転車と共に居る時は良いのですが
自転車から離れると「変態」です。 |
体を動かす事である程度体重も絞れて参りましたし、安静時心拍も50bpm代まで落ちてきました。楽しいし、健康になるし、最高であります。ロードバイク買って、本当に良かったぁ!
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この位、絞まったボディなら、
レーパンも逆に格好良いんですが。
勿論この写真は私ではありません(笑) |
ところが私には、一点気になっている事がありました。自転車に乗る時の服装の問題で御座います。夏の暑い時期は膝下の短パンにTシャツ、寒い時期は学校の体育の授業で使うようなジャージの上下で自転車に乗っていたのでありますが、すれ違うロードバイク乗りの方はこんなダサい格好はしていない。自転車専用のサイクルジャージにレーシングパンツというスタイルが普通なのであります。
確かに格好良い。ああいう姿に憧れるのも事実です。しかし、必要以上にボディコンシャスな、あのスタイルは、体のラインを際立たせます。格好良い奴はより格好良く、格好悪い奴はより格好悪く。ボディコンシャスな服というのはいつの時代でもどんな場面でも、正直に、着る人の状態を強調するものであるのです。
嗚呼、どうしても人前でレーパンを穿く勇気が出ません。これでも学生時代は、腹筋が6つに割れていたのであります。いわゆる「シックス・パック」状態。ところが現在では、横に3つに割れている状態・・・・・(泣)。体重が落ちてきたとはいえ、まだタプンタプンなのでありますよ・・・。ま、オヤジなんで仕方が無いんですけどネ。
自転車雑誌を見ましても私の様な悩みを持つ者は比較的多いようでありまして、「初めてのレーパンにチャレンジ」などという特集が目に付きます。
そもそも、スポーツのユニフォームというのは、普通の人から見ればかなり特殊な格好である事が多いようです。例えばテニスのスコート姿でスーパーに買い物に行ける婦女子の方なんていらっしゃらないでしょう。それほどスポーツユニフォームとは特殊な格好であるという事なのだと思うのです。
スポーツ自転車専用の格好もこれと同じで、特殊な格好と云えましょう。ところがスポーツ自転車には、更に特別な事情があるので御座いました。スポーツのフィールドの問題であります。
普通、テニスはテニスコートで行ないます。それに対し、ロードバイクのフィールドは一般の道路です。しかも何時間も漕ぎ続ける事も、100Km以上の移動も、ごく普通の事であります。当然、スポーツ活動中にトイレに寄ったり、コンビニで食べ物を購入してエネルギーを補給したりしなければなりません。自転車の場合、レーパン姿でコンビニに入らねばならないのです!!
ご存じの通り、レーパンは股ズレを防ぐ為に、下着を着用せず、直接穿くものであります。そうです。ノーパンなのであります。分かりますでしょうか?パンツを穿かないで人前に出る不安感・・・。精神的にも股間がス〜ス〜致します。しかもレーパンはピッチリしているだけでなく、股間からお尻にかけてパッドが入っており、いわゆる「もっこり」な状態になるのです。
自転車に乗っている時は良いでしょう。十分機能的な格好ですし、誰が見ても自転車乗りという事がわかるのですから。問題はやはりコンビニです。ピッタリしたバレエのプリンシパルのようなタイツを穿き、股間をもっこりさせた男・・・。変態で御座います。変態以外の何者でもないので御座います。しかもノーパン・・・。嗚呼、こんな格好、絶対に、親には見せられません。
そうは言ってもいつかは乗り越えなければならない道であります。私はいずれ、ロングライドイベントや、ヒルクライムレースなんかにも出てみたいと考えておりました。でも雑誌を見ますと、このようなサイクルイベントにおいて、レーパンを穿いていない人なんて、どこにも居ないのであります。
Y'sロードに行きまして、パールイズミ製のサイクルジャージとレーシングパンツを購入して参りました。結構高かったのでありますがその話は置いときまして、まずはこれを着用して、いつもの朝練に出掛けてみようと思い立ったのであります。案ずるより産むが易し。とりあえずチャレンジだ〜!!
という訳で、実際にレーパンを穿いてみた顛末につきましては、次の機会に・・・。
【つづく】
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