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  バイクは家族の絆となり得るか?(第4話:親子で講習会篇) 

母ちゃんライダーが、近所で耳寄り情報を仕入れて参りました。

「あのさー、多摩テックでさー、親子バイク教室ってあるみたいよ」
「なんだい、そりゃ」
「詳しくはわかんないけどさ、『親子で講習会』みたいなヤツじゃないの?」
「へ〜。面白そだな」
「ね?子供たちにバイクの楽しさとかマナーとか教えるには恰好じゃない?」
「むむ〜。調べてみるか」

 おいらの住んでる高幡不動(東京都日野市)から車で10分程のところに知る人ぞ知る多摩テックという遊園地が御座いまして、そこでバイク講習会、しかも親子で参加出来るヤツが定期的に開催されているとの情報なのであります。早速ネットで調べましたら、なんと多摩テック遊園地の経営母体は株式会社鈴鹿サーキットランド。そう、三重県鈴鹿市にある、日本が世界に誇る鈴鹿サーキットと同じ経営なので御座います。いわゆるHONDAグループの企業ですな。

 

へへへ。ちゃんと運転
出来るようになりました。

日本全国にHONDAグループ系の二輪講習施設はたくさんありまして、有名どころはレインボーライディングスクール。埼玉や浜松のレインボーは有名ですよね。HONDAは昔から単にオートバイを生産するだけではなく、グッドライディングやマナーや運転技術向上を目的とした二輪教育に力を入れているのです。おいらと母ちゃんライダーは二人ともカワサキ党ですが、ま、敵ながら天晴れって感じですかな。

 昔からこういった講習会には憧れてたんですけど、なかなか近所に無かったんですよね。むむ〜。まさに朗報。家から10分ですぜ。親子で参加出来るし、バイクはレンタル(うしし。コカし放題という事ですな)だし、言う事なし。小学校1年生以上から参加出来ますんで、今回は兄ちゃんだけが行く事になりました。下のチビすけは幼稚園の年長なんで来年参加しようね。

いよいよ講習会の始まり

 講習当日は快晴。入念な準備運動の後、子供は50cc、大人は70ccのオフローダに跨り、講習開始です。一応の参加資格は、「自転車に乗れる事」。うちの子供は割とバイクに二人乗りする機会が多いので自動二輪車の乗車感覚はあるみたいなんですけど、まさか実際に運転させるわけにはいかないので、バイクの操作はまったく知りません。でもね、まったく問題ありませんよ。教官が懇切丁寧に教えてくれます。

 子供用のオフローダはオートマなのでとっても簡単。操作はスクータと同じなのです。右手がアクセル。ブレーキは右が前ブレーキ、左が後ろブレーキ。足の操作は無しなのであります。

 路面はフラットダート。ここにパイロンを並べてコースを作り、講習会をやるのです。まずはブレーキ練習からスタート。エンジンを掛けずに親が後ろからバイクを押して、ブレーキを掛ける練習です。折りしもこの日の気温は35度。いやぁ、この暑さの中、ヘルメット、皮手袋、長袖長ズボン、各種プロテクタのフル装備で、子供用とはいえバイクを押しまくるのは、苦行以外の何モノでもありませんでしたわ。まじで2キロは痩せたなぁ。

 エンジンを掛けてのフル加速急制動練習や、8の字走行、パイロンスラロームと講習は進んで行きます。それにしても子供の吸収力ってスゴイですなぁ。朝の時点ではまったく運転出来なかったくせに、午後にはスイスイ運転してるんですよ。しかも路面はダートで結構すべるにもかかわらず平気の平左。特にレンタルのバイクは公道走行不可の純粋な競技用車両なので、パワーがあります。講習後半ではなんと後輪をドリフトさせながら走っているじゃありませんか。やっぱり子供の頃からやらせるべきだね、何でも。

 楽しい講習もあっという間に終了。お疲れ様でした。ウエスでバイクを磨きます。「今日一日一緒だったバイクも綺麗にしてあげましょうね」と教官。心憎いねぇ。子供への教育効果抜群ですぜ、HONDAさん。

 この文章読んでる皆さんも是非如何です?多摩テックの「親子バイク教室」はおすすめですぜ。親子2台のバイクレンタル代、障害保険代込みで、ヘルメットやプロテクタも貸してくれて1万1千円(2人分)。朝9時から夕方4時までたっぷり楽しめます。来年は下のチビも小学校に上がるんで、家族4人で参加してみようかな。

 【つづく】

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dot_sml.gif (880 バイト) 多摩テックは、2009年9月に閉鎖されてしまいました。名残惜しいよね。
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