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  お遍路へ行こう!(第4話:お遍路さんとは何ぞや篇) 

この画像はイメージ画像です。
本編の内容とは
直接関係はありません。

遍路さん(おへんろさん)って、俺も今まで詳しくは知らなかったんだ。八十八ヶ所の札所を巡礼する旅。お寺は四国全域に分布していて、それを回る事自体が修行だって事程度しか知識無かったんだよ。そこで、ネット使って色々調べてみた訳。ホラ、俺、段取りの人だからさ(笑)。今回は、お遍路さんという慣習についての解説篇。これを読めば、あなたもお遍路通になる事間違いなしだね(笑)。

これが納め札。
住所・氏名・年齢を書いて納めます

 まずはお遍路さんの意味から。本来は真言宗の修行なんだよね。弘法大師(空海)が修行したルートを辿って歩く事でご利益を得るってのが共通の解釈みたい。四国に点在する 八十八箇所の札所を一番霊山寺(りょうぜんじ)から八十八番大窪寺(おおくぼじ)まで順番に巡るんだ。地図で見ると多少の行きつ戻りつはあるけど、ほぼ時計回りに四国を一周する事になる。距離にして約1,500Km。弘法大師の回った通りに巡るから「順打ち」。俺も、このパターンで回ろうと思ってるんだ。いわゆる標準コースだね。

 これとは逆に八十八番から一番まで逆回りするのが「逆打ち」。ホントはこっちの方がご利益が高いんだって。でも、俺は初めてだから、最も標準的なコースを選択の予定。案内板とか地図とか、順打ちを基準に作ってあるから、逆打ちの方が難易度高いみたいなんだもん。

 これを全行程「歩いて」巡礼するのが正式。凄いね。1500Kmをだよ。歩いてだってよ。修行だからねぇ。最近では観光バスで巡礼したり、自家用車で巡礼したりといった方が主流。そうだよね、歩くとかなり健脚な人でも40日以上掛かるというからねぇ。時間が取れないわな。そもそも時間以前に普通、1,500Kmも歩けないよ。でも、歩いて巡礼する人も、年間2,000人程度居るらしいんだ。そういう人は「歩き遍路」って呼ばれて、お遍路さんの中でも尊敬されてるんだって。俺?俺は軟弱だから「バイク遍路」しますよ〜。

納経帖に毛筆サインと
印を貰います。
まんまスタンプラリー(笑)

 お遍路さんって八十八ヶ所の霊場を訪問するだけじゃないんだよ。巡礼の作法というか、形式があるんだ。まず霊場を訪れたら、手と口を清めて、ロウソクとお線香をあげる。その後、般若心経を唱えるんだ。で、納め札と呼ばれる紙に氏名を書いて納めるって訳。そうすると、納めた証拠として、納経帖と呼ばれるノートに毛筆サインと朱印をもらえるって算段。八十八ヶ所のサインと朱印を全て集め終わったらすなわち巡礼は完了。これを結願(けちがん)って言うんだ。ようは大人のスタンプラリーだね。

 俺、宗教心とか信仰心とかほとんど無いからさ、そういう人から見るとケシカランのかも知れないけど、まあ、いいじゃん。とりあえず回ってみましょ。

 どう、だいぶ詳しくなったでしょ。もっともっと細かい作法が存在するみたいなんだけど、俺自身もよく分からないし、回りながら覚えて行くしかないだろね。という訳で、出発はいよいよ明日。大丈夫かなぁ。ガソリンは満タンだし、荷物はチェック済み。解説はこれくらいにして、明日に備えて今日は早く布団に入ろうっと。

 更に詳しい事は、下にリンク載せとくから、自分で見てみてね。それじゃあ、おやすみなさい。

【つづく】

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