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  岬めぐり(第1話:大瀬崎[おせざき]篇) 

ビャクシンの木の上で
ご満悦のスズメ先生

 いよいよ、岬めぐりのスタート。面白れぇかどうか分かんないけど、まあ、やるだけやってみましょう。つまんなそうだったら、すぐやめちゃうからね(きっぱり)。それじゃ、まずは地元の大瀬崎から。

大瀬崎海水浴場
大瀬崎海水浴場から岬を望む

 沼津市内から国道414号を南進、沼津市口野交差点を右折して、道なりに県道17号をどんどん突き進むと大瀬崎に到着。車だと駐車料金が必要だけど、例によって自販機の前にバイクを駐車。特権だね(笑)。バイクで入れるのはここまで。さあ、ヘルメットをホルダにくくりつけて、出発〜。

 海沿いに出てまず驚かされるのは人の多さ。9月に入ったというのに、波打ち際にはざっと200〜300人の人人人・・・。実はここ大瀬崎、知る人ぞ知るスキューバダイビングのメッカで、この日もカラフルなウエットスーツの大集団で溢れとりました。歩道にはボンベを満載した台車が行き交い、さながら、上陸前夜の野営地のよう。というか、見方を変えると「アシカのコロニー」って感じ。

 ダイバーの勢いに圧倒されながら、スズメ先生は岬に進みます。先生の使命は「突端を極める事」。その崇高な使命を胸に、わき目も振らず灯台を目指します。と言いながらも視線はどうしても波打ち際へ。だって、若いお姉さまがビキニの上にウエットスーツ着ようとしてるんだもん、そこらじゅうで。こりゃほっとけませんわな。お姉さまの着替え鑑賞でかなり満足しながら、我等がスズメ先生は移動を続けます。

【編集部注】  沼津市青少年健全育成保護条例に抵触する恐れがある為、件の着替えシーン画像は割愛させて頂きました。あ〜残念。
神池にて

 

大瀬崎灯台を極めたスズメ先生

岬が近づくとそこは大瀬神社の境内。拝観料100円を払って境内に足を踏み入れると、そこは一面ビャクシンの林。ビャクシンって知ってる?樹皮の繊維がはっきりとしてる天然記念物で、ここにしか生えていないんだよ。幹は一見枯れ木みたいだけど、これで立派に生きています。スズメ先生も天然記念物の上での記念写真にご満悦のご様子。

 岬の先端部には神池と呼ばれる池があります。古来より、この池の鯉を捕ると海が荒れる、という言い伝えがあり、そのせいか大量の鯉がいます。捕らないから減らないんでしょうね。というか増え過ぎちゃってる感じ。

 売店で買った鯉の餌を撒くと、ぞっとする程の鯉が後から後から集まってきます。鯉の上に鯉が乗っかり、その鯉の上に更に別の鯉が乗っかり・・・。はっきり言います。心臓の弱い方、お酒を飲んでいる方、高血圧の方、食欲不振・慢性疲労にお悩みの方は、鯉に餌をやってはいけません。ぞっとします。すげー怖いです。夢に見ます(まじ)。

【編集部注】  お食事中の方の為に、鯉が集まっているシーンの画像は割愛させて頂きました。というか、デジカメのメモリ、ハードディスク等、全ての記録媒体から消去しました。だって怖ぇ〜んだもん。
突端を極めたスズメ先生
これ以上進むと海に落ちますよ

 ぞくぞくしながらも、我等がスズメ先生はしっかりとした足取りで進み、とうとう大瀬崎灯台へ到着。愛と勇気と正義感に燃えたスズメ先生の探検もいよいよ終盤を迎える事になりました。重責を果たしたスズメ先生の偉業を称え、ギャラリーから大きな拍手が・・・って誰も居ないじゃん、こんなとこ。ある程度は予想してたけどさぁ。ホントに誰も居ないのよ。さびしー。

 という訳で、スキューバダイビングで意気投合した若い男女があんな事したりこんな事したりするには、ここは最適な場所かも知れません。でもね、ここは漁場が近いので、結構な至近距離を漁船が通過します。漁船からは丸見えよん。漁師の方々の熱い視線にもめげない強烈な愛を育みつつある男女だけにお奨めのスポットです。

【編集部注】  もちろん、沼津市青少年健全育成保護条例に抵触する恐れがあります。覚悟の上で頑張って下さい。

 ところで偉大なる我等がスズメ先生、灯台ごときで満足など致しません。そう、この企画は「灯台めぐり」ではなくて「岬めぐり」。スズメ先生は更なる突端を求めて、浜に降りていきます。

 やったー。今度こそ究極の突端を極めたスズメ先生。もう、これ以上は進めません。もう海です。落ちないで下さいね。ヌイグルミの洗濯は結構大変なんだからさ。

 スズメ先生の探検はまだまだ続きます(って最初につまんなそうだったら、すぐやめるって言ってたくせに)。あなたの知ってるお奨めの「岬」があったら教えて下さい。万が一気が向いたら取材にうかがいます。Copyright (C) by Yas / YAS Zone

【つづく】

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