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今回は地元三島市のツーリングクラブ「サウンド・バイカーズ」の１０月２４日（水）の定期ツーリングに参加。平日休みの人が集まっているクラブなので､ツーリングは水曜日に開催という訳。今年に入って、初めて参加出来たよ。１２００ｃｃから２５０ｃｃまで混在する計７台は、御前崎に向かってGO！ 嫌がるスズメ先生を無理矢理連れ出したというのに､なんと東名高速道路は秋の集中工事の真っ最中。ほとんど１車線に規制されていて、だらだらと渋滞。嫌んなっちゃうよ。スズメ先生もかなりご機嫌斜め。途中休憩で寄った日本平ＰＡでは、完全にふくれちゃって､口も聞いてくれませんでした。スズメ先生､先生が辛いのはよく分かるけどさ､運転してるこっちも疲れてるんだよ〜。機嫌直してよ〜（苦笑）。
大渋滞の東名高速を吉田ＩＣで降りて､一行は国道１５０号線を西に向かいます。知ってたかな？国道１５０号島田市付近は普段から渋滞の名所なんだ
よね。今日は朝からず〜と渋滞で目的地に着く前に既に疲れ切っちゃったよ。 大して距離走ってないのに、クタクタになってようやく御前崎に到着。渋滞って神経使うんだよねぇ。バイクってオートマじゃないしさ。まあ、とりあえず、いつものように石碑の前で記念撮影しましょ､先生。あれ、先生！スズメ先生ったら！起きて下さいよ！あ〜あ、完全に拗ねちゃったよ。恋人が居ない寂しさに加えて､あの大渋滞だもんねぇ。そりゃ、やる気出せって方が無理かもね。 先生のご機嫌は最悪だけど、ま、お決まりなんで「究極の突端」を目指す事にします。御前崎サンホテル前の駐車場にバイクを停めて､目の前の道路を横断すると、そこが究極。すぐ海なんだよね、ここ。ちょうど満潮を迎えようという時間､浜に降りる事すら出来ません。干潮時には岩場に下りて、岩海苔取ったり出来るんだけどね。さ、一応ここが究極です。この先はもう進めません。スズメ先生､写真取るよ〜。先生、先生ったら。あれ？どこ行ったの先生？
なんと先生､妙齢の美女とお話してるじゃありませんか！取材優先だよ、先生。早く写真とってお昼ご飯にしようぜ。 スズメ先生、目をランランと輝かせて､妙齢の美女に向かってなにやら一生懸命話し掛けています。おいおい、仕事そっちのけでナンパかよ。 取材そっちのけで妙齢の美女にアタックする先生。その熱意が伝わったのか､かなり良いムード。どこからみても「恋人たちの語らい」だよ。やったね先生！おめでとう！ でもさ、先生。相手ペンギンだぜ。異種交配になっちゃうよ。大丈夫かなぁ。まあ、いいや。恋は盲目って言うしね。何とかなるでしょ（笑）。 恋人たちの楽しい時間はあっという間に過ぎ、帰る時間が近づいてきました。 スズメ先生、もう行くよ〜。帰る時間になっても二人はいっこうに動こうとしません。とはいえ、今回はサウンドバイカーズの定期ツーリング。スズメ先生の都合だけ で､みんなに迷惑掛ける訳にはいきません。無常にも、二人だけの時間にも終わりがあるのです。 まだまだ離れたくない先生と妙齢の美女ですが､先生には次の予定があるのです。聞けば妙齢の美女も、既に出立の時間が迫っているそうで、何でも彼女､西へ向かって旅をしている途中との事。まあ、初対面の方に根掘り葉掘り聞いても失礼に当たるんで､詳しくはわかんないんですけどね。妙齢の美女で、一人で旅をしていて、しかも行き先は只「西へ行く」って、なんかワケアリっぽいよね（笑）。 いずれにしろ彼女はペンギン。西へは泳いで行くんだってさ。そりゃそうだよな。ペンギンだもんな（笑）。同じ鳥とは言え､スズメ先生は全く泳げませんから、ここでお別れです。さよなら〜。え〜と、なんて名前だっけ？彼女。えぇ?! 先生、名前聞かなかったの？何やってんだよ〜。ナンパしたら、名前と携帯番号とメアド聞くなんて基本中の基本じゃん。 今回は名前も聞けませんでしたが､キーワードは「西」。妙齢の美女を追いかけて、自分も西へ旅立つ決意に燃える、スズメ先生で御座いましたとさ。
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岬めぐり（第３話：御前崎［おまえざき］篇） 
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