と言われたのがそもそもの始まり。親父の古いクラブを譲り受け、ゴルフバックとシューズは近所のディスカウントストアの特価品を調達。周りに迷惑掛けてはなるまいと、練習場に日参し猛特訓を開始したのであります。 教えてくれる人もないままに練習場でクラブを振ると、空振り連発。恥ずかしいのなんのって。最初の頃は楽しいなんてこれっぽっちも感じらず、ただ、「恥ずかしくない程度に練習しておきたまえ」という某上司の言葉を思い出しては強迫観念に迫られている、という状態でありました。
独学ながら練習を続けていましたら、それでも空振りは減ってきました。うひひ、いいぞいいぞ。これなら何とかなるかも知れない、と思えるようになってきましたので、コースデビューの前にショートコースで腕試しをする事に致しました。 家から車でしばらく走ったところにショートコースが御座いまして、短いホールは60ヤードから最長180ヤードの全9ホール、パー27の、なかなか立派なコースなのであります。 ここで私、大変な事に気付いてしまいました。よく考えたら、私は芝の上で玉を打った事がないのであります。更にゴルフ場というのは、水平な面がほとんどありません。空振り、トップ、ダフリ連発。しかも力が入って右に左に大曲りであります。これが野球なら広角打法の安打製造機、といったところなのですが、ゴルフにおいてはただの迷惑男に過ぎません。練習場の、水平な面とセンターラインの入った人工芝マットが懐かしい。いい気になっていた私は、一転、失意のどん底に落とされたのであります。
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