ALPS処理水の海洋放出について（最終話：政治家やマスコミ関係者へのお願い篇）
島第一原子力発電所のALPS処理水の海洋放出が始まると時を同じくして、隣のC国は過剰な反日キャンペーンを張ってきました。日本国内のマスコミもこうした反日キャンペーンの存在を再確認するような、意味の無い報道に終始しています。「C国の対応って変だよね？ねねね？」と日本国内で幾ら騒ぎ立てたって、事態が好転する筈ないではありませんか。外に向けて強い態度で抗議すべきですし、抗議をしないでヘラヘラ誤魔化している政治家の先生を糾弾する報道をするのが、マスコミの矜持というものではありませんか。
客観的な事実を踏まえた上で、それぞれが個別の意見や考えを持つことに、何の異議をも唱える心算もありません。しかし、事実を知ろうともせずに感情的なアプローチで扇動する政治家の方がいる事は事実ですし、風評被害をどのように抑え込んでいくべきかと論じつつ、その実、その風評被害をまき散らしているマスコミの方がいる事も事実です。そもそも、発表資料くらいしっかり読みましょうよ！
政治家の方にお願いがあります。事実はこの程度の全6話の文章で語れるほど単純なお話なのです。正しい事実を国民みんなに伝えて下さい。こんな簡単な話なら、小学生だって理解出来る筈です。子供たちに学校できちんと語って下さい。我々の住む日本という国は決して悪いことをしている訳ではない事を、日本の子供たちに教えて欲しいのです。
マスコミ関係者にお願いがあります。風評被害を論じる事自身が風評被害を呼んでいる事を理解して頂きたいのです。自分たちが偽計業務妨害の加害者である事を反省し、是正して下さい。かつて、「安心と安全は違う」
と云って、不当に豊洲市場への移転を遅らせ、都民に多大な経済的被害を与えるという偽計業務妨害を働いた女性都知事が居ましたが、安全であるという事実を正しく伝えて人々に安心感を与えるのが、政治家の使命でありマスコミの役割である事を、今一度確認して頂きたいのです。
隣のC国による不当な不買運動などに対し、北京語や広東語や英語を使って、如何にそれがナンセンスであるかを伝えて下さい。C国政府はこうしたサイトへのアクセスを遮断するかも知れませんが、そのアクセスを遮断している事実をも世界に訴え続けて下さい。誤った情報を自国政府から意図的に与えられているC国の人々が、我々の行動の正しさを今は理解出来なかったとしても、きっといつか歴史が解決してくれるに違いありません。
昼も夜も365日、福島第一原子力発電所の廃炉に向けて働いて下さっている方々がいらっしゃいます。安全性を高める努力をし続けてくれる人々のお陰で我々の生活があるのです。原子力発電所が大津波の被害を受けてメルトダウンしたにも関わらず、たった10年で、福島沖で穫れた美味しい魚介類を食べられるまでの復興を成し遂げた国など、我が国以外に存在しないでしょう。その事を正しく発信し、悪意や特定の政治的意図をもった妄言に対しては、毅然と反論して頂きたいのです。
今回は、一理系出身者として、あまり感情を交えず、ALPS処理水の海洋放出について、物理学的事実を淡々と述べて参りました。最後の政治家やマスコミへのお願いでは多少熱く語りましたがね（へへ）。ここから先は政治家の先生方の仕事ですし、マスコミ関係者の仕事です。宜しくお願いします。あのね、その為に我々は決して安くない税金を納めているのですよ。ホントに頼みましたぜ！
【ここまでお読み頂き有り難う御座いました】
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